アメリカのトランプ大統領が、ホワイトハウスに飾るためゴッホの作品を貸してほしいとニューヨークの美術館に依頼したところ、美術館の学芸員が断って、代わりにアメリカの貧富の格差がモチーフの「黄金の便器」という作品なら貸せると返答し、学芸員の対応が話題となっています。 これに対し、美術館の学芸員は「スペインの美術館に貸し出す予定がある」と断り、代わりにイタリアの現代芸術家が制作した純金製の「黄金の便器」なら貸せると返答したということです。 「黄金の便器」は、アメリカの貧富の格差がモチーフの「アメリカ」という作品名で、去年秋までおよそ1年間、美術館のトイレで来館者が使える状態で展示されていました。 この作品が実際に貸し出されたのかどうかはわかっていませんが、トランプ大統領は、ホワイトハウスの大統領執務室のカーテンを金色に変えるなど黄金好きとしても知られ、学芸員の対応が話題となっています。