たいへん遅ればせながら、YAPC::Okinawa 2018 ONNNASONで使用したスライドを、こちらにて公開する次第です。 ベンチマークの難しさとチューニングの奥深さ、楽しさを共有できた結果がベストトーク賞につながったのかなと考えています。ありがとうございました&今後ともよろしくお願いいたします。 HTTP/2で 速くなるとき ならないとき from Kazuho Oku
Products Communications Messaging Send and receive multichannel text and media messages in 180+ countries
日本最大級のHTTP/2移行、TLS 1.3、そしてQUICについてヤフーに聞いてみた! 白石 俊平(HTML5 Experts.jp編集長) こんにちは、編集長の白石です。 この記事は、9月24日に開催されるHTML5 Conference 2017に登壇するエキスパートに、予定しているセッションのトピックを中心に、様々な技術的なお話を伺おうというものです。セッションの内容をより深く理解する手助けになるだけでなく、本記事単体でも面白く読んでいただけることを目指しています。 今回お話を伺ったのは、ヤフー株式会社にお勤めの大津繁樹さんと新部長則さんです。 ▲左から、ヤフー株式会社 大津繁樹さん、新部長則さん お二人のセッションは「大規模運用で見えるWebプロトコルの理想と現実、そして今後」(ルームB 13:20-14:00)です。 (現在HTML5 Conferenceは定員オーバーの状態で
以前書いたとおり、ApacheではリバースプロキシでバックエンドとHTTP2通信することができます。 asnokaze.hatenablog.com Nginxの場合は、開発者のメーリングリストでGoogleの人が書いてる「ngx_http_v2_upstream」パッチを利用することでバックエンド(upstream)とHTTP2通信することが出来るようになります。 パッチ [PATCH 01 of 14] Output chain: propagate last_buf flag to c->send_chain() [PATCH 02 of 14] Upstream keepalive: preserve c->data [PATCH 03 of 14] HTTP/2: add debug logging of control frames [PATCH 04 of 14] HTTP/
Intro これは、 http2 Advent Calendar 2016 の 16 日目の記事である。 HTTP に新しいステータスコード 103 Early Hints が追加されようとしている。 HTTP/1.1 および HTTP2 双方と関わり、リソース配信の最適化に利用することができる。 いったい何のために必要なのか、どういうメリットが考えられるかを解説する。 HTTP2 Push の復習 まず HTTP2 の Push について復習する。 H2 Push は、簡単に言えば PUSH_PROMISE フレームを用いて、レスポンスよりも先に依存するリソースを返すための仕様である。 例えば /users のレスポンスは script.js と style.css をサブリソースとして含んでいるとする。 HTTP2 では SQL を発行して Users の一覧を取得している間に、先行し
Enabling HTTP/2 for Dropbox web services: experiences and observations At Dropbox, our traffic team recently upgraded the front-end Nginx servers to enable HTTP/2 for our web services. In this article, we would like to share our experiences and findings during the HTTP/2 transition. The overall upgrade was smooth for us, although there are also a couple of caveats that might be helpful to others.
The now–finalized HTTP/2 specification has rightfully garnered a lot of interest from the web performance community. The new protocol is aimed at addressing common network performance issues with the aging HTTP/1.x protocol, whilst preserving the existing semantics. We began a small-scale rollout for static assets earlier this year. After building confidence in our new infrastructure, we began tra
東京でウェブオペレーションエンジニアをしている id:dekokun です。 本記事ではAWSでELBを使用してHTTP/2 or SPDYを運用する上で直面する問題としてのクライアントのIPアドレスが分からなくなる問題の紹介を行い、その後に解決策としてのPROXY protocolの紹介・PROXY protocolの設定方法について記載します。 この記事は先日公開しましたAWS EC2でのHTTP/2 or SPDY導入方法 - Hatena Developer Blog (以下、"前回の記事"と呼びます) の続編となります。 ELBのTCPモードにおける問題点 解決策としてのPROXY protocol PROXY protocolが必要となる技術的背景及びPROXY protocolの動作 ELB + nginx構成でのPROXY protocolの設定方法 ELBの設定 ngin
HAProxy 1.5でALPNに対応していた。 HTTP/2 over TLSの通信を、HAProxyでTLSを終端することで、TLS対応を行わないであろうVarnishなどでもh2c接続が可能となる。 (HAProxy自体のhttp2対応はまだ先) 今回はバックエンドにNginxをh2cでリッスンさせて試してみた 構成 構成としては以下の図のとおりである。 HAproxyはTLSの終端のみを行い、中身のメッセージをそのままバックエンドに送信する。この時HAProxyはHTTP/2の処理は行わない。 バックエンドのNginxはh2cのダイレクトで通信を受け付ける。 HAProxyの設定 bindでalpn h2を指定する if { ssl_fc_alpn -i h2 }で、h2ならh2cのバックエンドへ、そうでなければhttp/1.1のバックエンドへ (opensslのバージョンが足りな
東京でウェブオペレーションエンジニアをしている id:dekokun です。 ここ数年、HTTP/2 or SPDYが話題ですよね。nginxが1.9.5からSPDY対応を切ってHTTP/2の設定ができるようになったり、はてなでも以下ブログにも記載されているように、SPDY or HTTP/2も積極的に導入していっています。 developer.hatenastaff.com 先日、AWSの環境にてSPDYを導入したのですが、導入していくまでにはやはり若干の苦労がありました。そこで、SPDY or HTTP/2をどのように導入していったか及びそこで起きた問題点の解決策等をまとめようと思います。 なお、この記事では"HTTP/2 or SPDY"と書いていますが、SPDYはHTTP/2にその座を譲ろうとしている立場となっています。具体的には、今年の5月にChromeがSPDYのサポートを切る
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog はじめに こんにちは。システム統括本部 プラットフォーム開発本部 大久保諒です。本稿では、次世代 ウェブ プロトコルである HTTP/2 を使用するにあたり必要となる、クライアントとサーバー間でどのプロトコルを使用するかの合意を取る処理(プロトコルネゴシエーション)に関する簡単な説明と、Yahoo! JAPAN において広く使用されている HTTP プロキシサーバー・アクセラレータである ATS(Apache Traffic Server) におけるサポート状況について解説します。また、本稿を執筆するに辺り HTTP/2 へのプロトコルネゴシエーション方法の一つである HTTP/1.1 からの Upgrade 機能を ATS に追
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog はじめに こんにちは。システム統括本部 プラットフォーム開発本部 大久保 諒です。本稿では以前本ブログ記事「Yahoo! JAPANにおけるHTTP/2への取り組み」にてお伝えした、オープンソースのHTTPプロキシサーバーであるApache Traffic Server(以下、ATS)のHTTP/2サポートに向けた活動の続報をお伝えします。具体的には前回の記事以降に発生したATSコミュニティとのやり取りやそれを受けての実装方針の変更、ATSコミッタと密に交流するためATS Summitというイベントに参加した件について記述致します。HTTP/2やATSに関する基礎的な内容については以前の記事にて紹介させていただいていますので、本稿
ストリームによる多重化 2つ目の特徴は「ストリーム」です。従来のHTTPでは、リクエストとレスポンスの組を1つずつしか同時に送受信できないことが、パフォーマンス上のボトルネックになっています。この問題を改善するべくHTTP/1.1では新たにパイプラインが導入されましたが、一部のレスポンスに時間がかかるような場面でレスポンスが詰まってしまう問題などがあり、広く使われてはいません。そこで、HTTP/2では1つの接続上にストリームと呼ばれる仮想的な双方向シーケンスを作ることでこの問題に取り組んでいます。 1つの接続上に作られた複数のストリーム上では、複数のフレームを同時並行で転送できます。例えば、あるストリーム上ではリクエストにあたるフレームが送信中でも、別のストリームではレスポンスにあたるフレームを受信するといったことが可能になります。これにより、全体的なパフォーマンスが向上します。 ヘッダー
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog はじめに こんにちは。システム統括本部 プラットフォーム開発本部 エンジニアの大久保諒です。 Yahoo! JAPAN のサービス利用者の皆様に、より高速にコンテンツをお届けするためのキャッシュ・プロキシサーバー関係の開発業務に携わっております。 本記事ではオープンソースの HTTP キャッシュ・プロキシサーバー Apache Traffic Server で HTTP/2 通信を可能とする為の機能追加を行いましたので簡単にご報告致します。 HTTP/2 の基本的な解説に関しては 前回の記事 にまとまっています。ぜひそちらをご覧の上で本記事をご覧ください。 本件の実装は Apache Software Foundation にパッ
2. Copyright (C) 2016 DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 自己紹介 名前: 奥 一穂 ウェブ関連の基盤技術プログラマ ⁃ 主な業績(公開のもの) • Palmscape / Xiino (Palm OS向けウェブブラウザ) • Webブラウザプラグインを用いたサービス ⁃ Japanize, Mylingual, Pathtraq, ... • Q4M (MySQL用メッセージキュープラグイン) • Starlet (Perl用Webアプリケーションサーバ) • JSX (最適化コンパイラつきJavaScript方言) ⁃ M.I.T. TR100/2002, IPA未踏スーパークリエータ (2004), 日本/北東アジアOSS貢献者賞 (2015) 2HTTPとサーバ技術の最新動向
Intro 先日 #http2study で mozilla の Richard Barnes が Let's Encrypt について話してくれました。 資料: Let's Encrypt Overview この資料の翻訳 はしたのですが、いらなくなってしまったので供養もかねてこのプロジェクトのモチベーションと、 Web でおこっている HTTPS 推進のたどる道について、資料を補足しつつ紹介します。 結論から言うと Let's Encrypt はもちろん ACME プロトコル についても是非知っておくと良いと思います。 HTTPS の問題 すでにこのブログでも紹介しているように、 Web における HTTPS の重要性は増し、それの普及を後押しする活動が各所で進められています。 HTTPS 化する Web をどう考えるか よく言われる盗聴防止を始め、暗号化を行うことで防げる問題は多くあ
1. Bad Network Utilisation Browsers use 4-8 connections for HTTP/1 ... but modern Web pages have 100s of assets to load Head of Line Blocking is still a problem ... so browsers still need to guess what to do Meanwhile, TCP behaves really badly when you use multiple connections... 2. Verbose Headers 1000+ bytes of request headers not uncommon E.g., Cookies, Referers Much of this data is redundant L
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