2015年6月29日、国立大学図書館協会は、ラーニング・コモンズの在り方に関する提言と、高等教育のための情報リテラシー基準を公表しました。 ラーニング・コモンズの在り方に関する提言 実践事例普遍化小委員会報告(国立大学図書館協会教育学習支援検討特別委員会、2015年3月) http://www.janul.jp/j/projects/sftl/sftl201503a.pdf 「高等教育のための情報リテラシー基準 2015年版」(国立大学図書館協会教育学習支援検討特別委員会、2015年3月) http://www.janul.jp/j/projects/sftl/sftl201503b.pdf 国立大学図書館協会 http://www.janul.jp/ 参考: 国立大学図書館協会、「高等教育のための情報リテラシー基準 ドラフト 2.3」を作成 Posted 2014年7月30日 http:
2014年度第20回FDフォーラム報告集「【第13分科会】大学図書館からの学習支援の工夫~連携を視座に~ 」 pp.389-394 大学図書館による学習支援のひとつの様態として、多くの大学でラーニング・コモンズの整備が進みつつある。京都大学附属図書館内に 2014 年 4 月にオープンしたラーニング・コモンズは、その企画・設計を図書館員のみで行うのではなく、教員、学生との協働により行ったことが特徴としてあげられる。今回の発表では、協働に至る経緯、協働の実際、協働における課題と今後の展望を述べることで、大学図書館におけるラーニング・コモンズを媒介にした連携のあり方を検討する材料を提示した。 まず、協働の前段階として、平成 24 年度中に、ラーニング・コモンズ設置をはじめとする館内ゾーニングの変更が計画され、附属図書館の複数部署に渡る職員及び研究開発室教員でワーキンググループにより、学内予算要
2013年11月19日(火) 新潟大学中央図書館で行われたセミナー「ラーニング・コモンズの明日を紡ぐ:アクティブ・ラーニングを支援する新図書館モデル構想」に図書館職員4名が参加しました。 千葉大学、同志社大学、北海道大学、お茶の水女子大学、新潟大学のそれぞれの担当者から、特色ある学習スペース整備の事例、人的サポートの取組などの報告と、パネルディスカッションがありました。 また、セミナー会場は真新しく「図書館ぽくない」新潟大学中央図書館で、本学でも構想が進められている新図書館の参考になったとのことです。 詳しくは、充実の参加報告をご覧ください。 新潟大学附属図書館セミナー参加報告 [PDF] 報告担当: 田中由紀子(附属図書館 伊都地区図書課長) 松石健祐(附属図書館 図書館企画課企画係長) 小柳真弓(附属図書館 図書館企画課企画係) 宮嶋舞美(情報システム部 情報基盤課デジタルライブラリ担
「xSync プロキット」のライセンス発売に伴い、大学などから要望が多く寄せられたアクティブラーニングやラーニングコモンズ向けのネットワークソリューション「xSync ラーニングコモンズ・キット」を発売します。 現在のラーニングコモンズの導入事例の中には、単なる机と椅子の配置換えに終始し、実際には目標である「知のネットワーク化」が図れておらず、学生の活用回数も少ないという事例が少なくありません。 このキットは、大規模なネットワーク工事を必要とせずに、かつBYOD時代に即した本格的なデジタルWiFiソリューションになることを目指しており、簡単な設備設置でネットワークインフラと電子黒板とアクティブラーニング・システムを一括でセット導入できます。本キットは電子黒板と協働学習支援ソフトのライセンスに加え、専用WiFiアクセスポイント/ルーターを付属しているので、大規模な工事をすることなく導入す
ラーニング・コモンズと大学図書館 赤澤 久弥 「ラーニング・コモンズ」の設置が日本の大学図書館で進んでいる。その概念が国内で広がりだしてから10年も経たない施設であるが,既に国内では200を超える設置例があるという。ラーニング・コモンズは,主にアメリカの大学図書館における学習支援の文脈に位置づけられるものであり,協同学習エリア,コンピュータエリア,プレゼンテーションエリア,リフレッシュエリア,さらにはサポートデスクを配した図書館員や学生などによる人的支援などがその要素としてあげられる。 近年の中教審答申などで,学士課程教育の再構築や能動的な学習形態「アクティブ・ラーニング」の導入が求められており,また,今年8月には文部科学省から,大学図書館の「学習空間」整備の必要性を示す報告が出された※。こうした状況の中,ラーニング・コモンズの設置は今後一層進むことが予想される。 ところで,「コモンズ」は
ISSN 1882-9953 OCT. 2013 【特集】 ラーニング・コモンズ No.13 近年,中央教育審議会などでは「能動的 学修(アクティブラーニング)への転換」 が提唱されているが,まだ多くの大学図書館 関係者にとって,この言葉はなじみがうすい のではないだろうか。 従来型の大学図書館における学習者の姿を 思い描くと,教科書や参考書をひらいて暗記 する,もしくは独りもくもくと読書をするといっ たところであろう。これは,教師というよき教 え手が,もともと受動的な学び手に対してより 多くの知識を伝達するという,伝統的学習観 の延長線上にある固定観念といえる。学生と いう学び手は,多くの知識を定着・拡張させ るため,図書館で独り静かに学習するのであ る。もちろんこのような学習環境は,これか らも維持する必要がある。 これに対して新しい学習観は,本来的に学 び手は能動的で有能であり,学
学びを誘発するラーニング・コモンズ 東北大学附属図書館:米澤 誠(よねざわ まこと) はじめに 本稿では、原則2006年以降を対象とし、日本で発表されたラーニング・コモンズ(以下、「LC」という)に関する研究文献(実践報告、翻訳文献などを含む)のレビューを行う。LCとは、従来型の静かに行う学習から、活発にグループで討議するようなアクティブ・ラーニングまで、現代の大学生の多様な学習を支援するための施設・設備である。欧米の大学図書館で先行して設置され論じられてきたものであり、日本でも多くの研究や事例が報告され始めている。本稿では雑誌論文・記事のほかに,図書や報告書なども取り上げるが、原則として講演記録は含まないこととする。 以下では、(1)入門的文献、(2)理論的文献、(3)レビュー文献、(4)事例報告的文献の4つに区分して、研究文献をレビューすることとしたい。なおこの区分は、LCに関する研究
・九州工業大学で所蔵している図書・雑誌・視聴覚資料を検索することができます。 ・電子ジャーナルや電子ブックを探したい時は、「電子ジャーナル・電子ブック」タブに切り替えて検索してください。 詳細検索
8月29日(木)、ラーニング・コモンズ勉強会の最終回を開催しました! 勉強会は全4回。1回~3回の勉強会の模様は以下をご覧ください。 http://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/repair-blog/index.php?e=48 最終回では、学生がラーニング・コモンズを使いたくなるような企画や、ラーニング・コモンズをただの閲覧スペースや場所貸しにしない工夫、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業・教員との連携などについて考えました。 まず、以下の4つのテーマをもとに、付箋にアイディアを書いて、ホワイトボードに貼っていきました 1.リニューアルオープン時の企画 2.後期から始まる新科目『山口と世界』*との連携方法 3.他部署・教員・学生との連携 4.継続的な企画 *『山口と世界』は山口大学の新しい共通教育科目のうち、アクティブ・ラーニングを特に推進している科目のため、
新しい図書館の部分開館まで残すところ約1か月となりました。 新図書館にはこれまでになかったさまざまな機能が増設されます! そのひとつがラーニング・コモンズです ラーニング・コモンズとは・・・? 学生の自発的な学修(アクティブラーニング)を支援する場のことです。 ディスカッションが可能で、可動式の机や椅子、自由に使うことのできるホワイトボードなどの各種ツールをとりそろえています。 また、物だけでなく、学修のサポートをするスタッフも常駐しているので、気軽に質問をすることができます。 特徴としては、非常にオープンなスペースで、グループごとの仕切りがないので、学修の様子を互いに垣間見ることができます。 通りがかりの人や、同じ場所で学修する人の視線を意識ながらディスカッションやプレゼンを行うことにより、より高いレベルの学修効果が期待できる空間として注目されています。 【完成イメージ図】 ラーニング・
こんにちは! アドミッションセンターです。 さて、本日はラーニングコモンズについて 紹介したいと思います! このラーニングコモンズとは、自主学習をする 学生の目的や学習方法にあわせ、書籍資料や 情報環境を柔軟に活用し、効果的に学習を進める ための人的な支援を含めた総合的な学習環境の ことをいいます!(^^)! それでは早速7号館2階にあるラーニングコモンズへ 行ってみましょう!! まずは、ここが7号館です(*^_^*) 中に入ると正面に大きな階段があるのでそこを 上っていきます。 2階に上がり、右に曲がると・・・ ここがラーニングコモンズの入り口です!! 左側に見えるのは、コンシェルジュデスクです。 学生の皆さんのサポートをしてくれるコンシェルジュが 常駐していますので、困ったことや分からないことが あれば、すぐに相談できます! 奥には本棚があり、ここでは「先生が薦める100冊」や レポー
私が研究テーマにしている学習環境デザインとは、情報化により社会が絶えず変化する時代にあって、人が学習して賢くなるために何が必要なのか。ざっくり言うと、そんな内容になります。学習という人間の営みは古くから続いているものですが、情報化をきっかけに大きく変わろうとしており、時代に取り残されないためには、学校・企業組織を問わず、適応を迫られています。例を挙げてみましょう。 今、世界中の大学で「MOOC(ムーク)」(Massive Open Online Courses)が大きなインパクトをもたらしています。これは大学の講義をネットを通じて世界中に公開されるプログラムのこと。過去のオンライン講座と違うのは、授業を撮影した映像を一方的に流すだけに終わらないことです。宿題や試験があり、水準に達すれば修了証も出る。しかも無償です。スタンフォード大学の教員が立ち上げた「コーセラ(Cousera*)」というM
今回の企画は、ラーコモ(ラーニングコモンズ)を見学することが、目的です。 その点からすると、図書メディア館は見学対象とはならないのですが・・・せっかく関西学院大学神戸三田キャンパスへお邪魔したのですから、図書メディア館もぜひ訪ねたいと思い、見学のお願いをしました。 (図書メディア館は、神戸三田キャンパスに設けられた大学図書館です。先日記しましたように、アカデミックコモンズは大学図書館とは別組織です) 図書メディア館は、神戸三田キャンパスの教育・研究を支える重要な施設ですが、ラーコモ見学会の報告という主旨を鑑み、今回詳しい報告は割愛します。 印象的だったのは、アカデミックコモンズとの棲み分けをユーザーに訴えている、とのお話です。 アカデミックコモンズは、飲食を含め、学生さん同士が自由に話し合ったりできる自由度の高い空間です。それに対し図書メディア館は、静謐な学びの場としての機能を高めていこう
Top > ラーニングコモンズについて > 大学教育学会 第35回(2013)大会自由研究発表『図書館外ラーニング・コモンズにおける学習支援の実践―大正大学の事例を通じて―』 大学教育学会 第35回(2013)大会自由研究発表『図書館外ラーニング・コモンズにおける学習支援の実践―大正大学の事例を通じて―』 みなさんこんにちは、コンシェルジュの岩下です。 突然ですが質問です。大正大学の学生さんのうち、ラーニングコモンズを利用したことがある人の割合はどれぐらいだと思いますか? 学内でアンケートを取ったところ、80%以上の学生さんが「何らかの形でラーニングコモンズを利用したことがある」と答えました。つまり大正大学の学生さんは、「ラーニングコモンズ」を「あたりまえに身近にある場所」として認識していることが分かります。 しかし、「ラーニングコモンズ」という概念は、日本の大学にとってまだ新しいものなん
Top > イベント > ラーニングコモンズレファレンスでレポートの書き方を身に付けよう! ラーニングコモンズレファレンスでレポートの書き方を身に付けよう! みなさんこんにちは、コンシェルジュの岩下です。 このところ、ラーニングコモンズはレポートを執筆する学生さんたちで大賑わいです。大学生となったからにはレポートを避けて通ることはできません。しかし、なんとなく自己流でレポートを書いている学生さんが多いのもまた事実です。では、より良いレポートを作るためには、いったい何に気を付ければいいのでしょう。 6/26(水)は、そんなみなさんの疑問に答えるべく、ふたつのラーニングコモンズレファレンスが開催されました。 ▲いずれもレポート相談を承りました。 まず最初に、ラーニングコモンズレファレンス(臨床心理学)が開催されました。ご担当くださったのは柴田先生です。 テーマは「正攻法と裏技を知って卒業論文・
今よりもうちょっとだけ頑張りたいライブラリアンの皆さんに、「明るく楽しく前向きに」なってもらえるよう、応援するブログです。 井上昌彦@空手家図書館員は、このブログを通じマイ・ビジョン「情報のチカラで、世界をもっと幸せにする!」の実現を目指しています。 (旧「空手家小学生の闘病記」も収録。10万人に一人の小児脳腫瘍と明るく強く闘った、最愛の娘・れいこと井上家の闘病記)
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