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哲学に関するwoykiakesのブックマーク (461)

  • どうすれば脳を「理解」できるのか:「コンピュータチップの神経科学」から考える - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

    今回は「探求メモ」の特別版といった位置づけで、長めの記事を投稿します。2017年に出た神経科学についてのちょっと面白い論文を読み、友人と議論しながらあれこれ考えて書いたものです。昆虫の神経科学と合成生物学を研究している、鈴木力憲(@Mujinaclass)氏との共著です。この文章は、鈴木氏の研究ブログにも同時掲載されています。(同ブログには、研究者として稿を書いた意図をまとめた「序文」がありますので、このテーマのご専門の方はまずそちらをご覧ください。) どうすれば脳を「理解」できるのか:「コンピュータチップの神経科学」から考える 文章:丸山隆一(@rmaruy)・鈴木力憲(@Mujinaclass) 近年、神経科学の進歩がすさまじい。さまざまな技術革新によって、脳に関して得られるデータは飛躍的に増えた。「記憶を書き換える」「全脳をシミュレーションする」といった華々しい研究の数々は、神経科

    どうすれば脳を「理解」できるのか:「コンピュータチップの神経科学」から考える - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
  • Russell のパラドクスと λx.xx (または自己言及がもたらす豊かさと危うさについて) - ryota-ka's blog

    この記事は以下のページに移転しました. blog.ryota-ka.me お盆に数日の休みがあったので,Ludwig Wittgenstein の『論理哲学論考 (Tractatus Logico-Philosophicus)』を読み始めた.Wittgenstein の著作を読んでいると,彼が理論を継承し,また批判する対象となった Gottlob Frege や Bertrand Russell の思想にも同時に触れることになる. 『論考』の命題 3.3 以下に,Russell のパラドクスに対する解決策を提示し,Russell の主張を反駁する場面が見られるが,この記事ではむしろ,Russell 自身の回答である階型理論 (theory of types) による解決策に目を向けたい.我々が普段プログラムを記述する際に触れる型の概念が如何にして生まれ,発展してきたのかを見ていくこととしよ

  • アレックス・タバロック 「誰が彼を責められようか?」(2004年8月31日)/「『メタ』パフォーマンス・アート」(2007年7月15日)

    ●Alex Tabarrok, “Can you blame him?”(Marginal Revolution, August 31, 2004) ロンドンにある国立美術館のテート・ブリテンに展示されていた作品の一つ(右の画像がそれ)が男性の清掃員によって誤って廃棄されるという事件が起こった。幸いなことに作者(であるグスタフ・メッツガー)が近くに居合わせており、(驚くべきことでもないだろうが)瞬く間に作り直されて事なきを得たということだ。 ——————————————————————————————————- ●Alex Tabarrok, “Meta Performance Art”(Marginal Revolution, July 15, 2007) パフォーマンス・アートの大ファンとは言えないのだが、つい最近大好きな「メタ」パフォーマンス・アートにめぐり合うことができた。事の始ま

    アレックス・タバロック 「誰が彼を責められようか?」(2004年8月31日)/「『メタ』パフォーマンス・アート」(2007年7月15日)
  • 書評 「心の進化を解明する」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    心の進化を解明する――バクテリアからバッハへ 作者: ダニエル・C・デネット出版社/メーカー: 青土社発売日: 2018/06/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る ダニエル・デネットは進化生物学,認知科学に関する科学哲学者であり,これまで「解明される意識」ではデカルトの心身二元論などの「意識をほかの生理的現象とは異なる特別なものとして説明しようとする立場」を徹底的に否定し,「ダーウィンの危険な思想」でダーウィニズムを鮮やかに解説し,自然淘汰が心や意識を作ったのだという主張を行っている.このような考え方は「自由は進化する」「スウィート・ドリームズ」「思考の技法」などの著作でも展開されている.書はこのような考察の集大成のような書物であり,いかに意識や理由を求める心がヒトに現れることになったのかについての考察が展開されているものだ.原題は「From Bacteria to

    書評 「心の進化を解明する」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 神島裕子『正義とは何か』(中公新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    10月28 神島裕子『正義とは何か』(中公新書) 7点 カテゴリ:思想・心理7点 ロールズとそれ以降の正義論を紹介した。ロールズのリベラリズムからリバタリアニズム、コミュタリアニズムを紹介していくというのは、この手のとしては王道的な構成ですが、このの特徴は、さらにそこからフェミニズム、コスモポリタニズム、ナショナリズムという3つの潮流を紹介しているところ。 ロールズの理論と、それに対するリバタリアニズムとコミュタリアニズムという見慣れた構図だけでなく、ロールズに対するフェミニズムの批判、グローバル社会の中でのロールズの理論の位置づけなど、ロールズの理論を中心として近年の正義論の展開がわかるようになっています。 また、序章が「哲学と民主主義」となっていますが、全体として正義を民主主義と関連付けながら論じようという姿勢があります。 目次は以下の通り。 序章 哲学と民主主義―古代ギリシア世

  • 【閲覧注意】VRの世界で合意の上で斬首された結果が興味深いがとても恐ろしい…「VRに魂が引っ張られている人達は注意」 - Togetter

    なりはら@VRC+💧いいスク水の月 @Benishoga_2 日、断頭台のワールドにて合意の上で斬首されてきました。その結果、しばらく動くこともできないほどの精神的な衝撃を受けました。全身から冷や汗が吹き出して、手足が痺れ、力は入らず、意識は遠のき、首に違和感が現れました。VRに魂が引っ張られている人たちは注意です。 2018-10-23 02:37:48

    【閲覧注意】VRの世界で合意の上で斬首された結果が興味深いがとても恐ろしい…「VRに魂が引っ張られている人達は注意」 - Togetter
  • フリードマン「自分にとって方法論は論ずるものではなく実践するもの」 - himaginary’s diary

    引き続きハモンドのフリードマンへのインタビューから、方法論に関する箇所を引用してみる。 J.D.H. You indicated to me in correspondence [28 March 1986] that your interest in methodology was not sufficient to get involved in the debate that grew out of your 1953 essay. Do you see your work as becoming less methodologically oriented after 1953? M.F. I’m a little uncertain how to answer your question. I don’t know what it means to say that the wo

    フリードマン「自分にとって方法論は論ずるものではなく実践するもの」 - himaginary’s diary
  • 統計学は真実発見の奉仕者ではなく喧嘩の仲裁役 - himaginary’s diary

    ハモンド・インタビューの昨日エントリで紹介した箇所でフリードマンは、ポパーから大きな影響を受けたことを認めている。しかしその後ポパーは、フリードマンの方法論を道具主義(instrumentalism)としてむしろ批判するようになり、人間的にも寛容さを失っていったという。そのためフリードマンは、以下のように、自身の方法論をいわゆるポパー的な方法論とは異なるものとして説明している。 If you and I disagree about a proposition, the question is how do we resolve our difference? If we adopt a Misesian methodological point of view, the only way we can resolve our difference is by arguing with o

    統計学は真実発見の奉仕者ではなく喧嘩の仲裁役 - himaginary’s diary
  • フリードマン「ポパーの反証可能性は本ではなく本人から学んだ」 - himaginary’s diary

    引き続きハモンドのフリードマンへのインタビューからの引用。 J.D.H. Did you read much philosophy? M.F. None. J.D.H. Any philosophy when you were a graduate student? M.F. None that I recall. Not only that, I don’t recall ever having read much philosophy. Certainly about the only methodology philosophy I’ve read is Popper. I have read his Conjectures and Refutations as well as, of course, which is not methodology, The Open Societ

    フリードマン「ポパーの反証可能性は本ではなく本人から学んだ」 - himaginary’s diary
  • フリードマンのNGワード - himaginary’s diary

    Mostly Economicsが30年前の1988年5月24日に実施されたフリードマンへのインタビューを紹介している。インタビュアーはJ. Daniel Hammond。 以下はその冒頭。 J.D.H. The first paper that I wrote about your work [‘Monetarist and Anti-monetarist Causality’, Research in the History of Economic Thought and Methodology, 1986] was an interpretation of the causal structure of your version of the quantity theory of money. In your letter commenting on my paper you obj

    フリードマンのNGワード - himaginary’s diary
  • 「いらすとや」の最新作がヤバすぎる : もみあげチャ〜シュ〜

  • タイラー・コーエン 「私に強い影響を及ぼした本《十選》」(2010年3月16日)

    ●Tyler Cowen, “Books which have influenced me most”(Marginal Revolution, March 16, 2010) ブログの熱心な読者の一人であるChrisから、次のような質問を頂戴した。 貴殿の世界観に影響を及ぼしたのトップテンを是非ともお教え願いたいです。 「長い時間をかけて熟考した挙句に選び抜いた10冊」ではなく、「パッと頭に浮かんだ10冊」ということで許してもらいたいと思う。私の世界観に影響を及ぼした源(みなもと)の候補はだけに限られるわけではないということも強調しておくとしよう。概(おおむ)ね読んだ順番に並んでいると思うが、リストの順序にはこれといって深い意味は無いことを断っておく。 1. プラトンの対話篇;プラトンの対話篇の数々に手を伸ばしたのは、かなり若い時分のことだ。哲学的に考えるとはどういうことか、メタ合

    タイラー・コーエン 「私に強い影響を及ぼした本《十選》」(2010年3月16日)
  • タイラー・コーエン 「私の哲学遍歴」(2006年8月17日)

    ●Tyler Cowen, “Philosophical journeys”(Marginal Revolution, August 17, 2006) 私の哲学遍歴のはじまりは、10代の頃に遡る。「手始めにプラトンの対話篇――もちろん『パルメニデス』も含めてだ――を残らず読破してから、現代哲学の主要作品を渉猟しよう」。そのように目標を定めたのだ(『パルメニデス』はお気に入りの作品となったが、『法律』は最後まで読み通せなかった)。デカルトに、ライプニッツ、スピノザ、ホッブズ、ロック、バークリー、ヒューム、カントといった面々との「一体化」を果たすために頼りにしたのが、ジョン・ホスパーズ(John Hospers)の年代物のテキスト [1] 訳注;おそらく、こちらの。だ。アリストテレスの作品もいくつか読んだが、私には退屈に思えたものだ。続いて手にしたのは、カール・ポパーに、ブランド・ブランシ

    タイラー・コーエン 「私の哲学遍歴」(2006年8月17日)
  • 地位財+コース>ロールズ - こら!たまには研究しろ!!

    タイトルはなんとなく「r>g」みたいなことを言いたかっただけなんですが。。。再分配に関して目から鱗の指摘をしてくれるのがこのです. ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益 作者: ロバート・H・フランク,若林茂樹 出版社/メーカー: 日経済新聞出版社 発売日: 2018/03/24 メディア: 単行(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 『ダーウィン・エコノミー*1』よりも,地位財・コース(Ronald Coase)・ロールズ(John Rawls)あたりが入ってた方が方が内容を端的に表している気がします. 再分配はとどのつまり「誰かの財産を奪って」誰かに与えることですから,正当化に相当の理由が必要です.その正当化の理由の一つ--そして,私自身が最もよく使ってきたロジックがロールズ(John Rawls)の「無知のベール」を援用するもの.ここでは,無知のベールをち

    地位財+コース>ロールズ - こら!たまには研究しろ!!
  • タイラー・コーエン 「『経済学と哲学』という名の講義を受け持つことになったとしたら・・・」(2004年5月5日)

    ●Tyler Cowen, “Economics and Philosophy reading list”(Marginal Revolution, May 5, 2004) 「経済学と哲学」と名付けられた講義を受け持つことになったとしたら、どんな文献をリーディングリスト(課題図書一覧)に加えたらいいだろうか? ブラッド・デロング(Brad DeLong)がこちらのエントリーでその腹案を開陳している。私なら、デレク・パーフィット(Derek Parfit)の『Reasons and Persons』(邦訳『理由と人格』)もリストに入れることだろう。ジャン=ジャック・ルソーの著作も追加するかもしれない。 ルソーは、『人間不平等起源論』の中で、「富」(wealth)と「厚生」(welfare)を同一視することに疑問を呈していて、市場社会は皆をして「承認欲求の罠」に追いやる――誰もが「他者からの

    タイラー・コーエン 「『経済学と哲学』という名の講義を受け持つことになったとしたら・・・」(2004年5月5日)
  • Web春秋 存在と意味 第十二回|春秋社

    第十二回 唯物論的独我論者の場合 例によって、前回の議論に対する補足的考察から始めよう。 専制君主に対する臣下たちの賛同が、われわれが最初に問題にした「唯物論的独我論」に基づくものであったらどうだろうか。臣下たちは君主に「陛下はわれわれとはそもそも物理的な造りが違っているのでございます」と語るわけである。だが、専制君主という想定は、彼自身が「私のこの特別さは私のこの特別の身分によるのだろう」と考えるという要素が介入して問題の質をわかりにくくさせる可能性があるので、ここでは最初の議論にもどって普通の平民を想定しよう。普通のと言っても「ほんとうに独我論的心配をしている(なぜ私だけこんなに他の人と違うのだろう、何か変なのではないか、というような仕方で)」平民ではあるが。なぜか(専制君主の臣下にあたる)彼の周囲の人間たちはみな(彼をからかってか、心からか)「あなたと私たちとではそもそも物理的な

  • Web春秋 存在と意味 第十一回|春秋社

  • 「0円生活」で居場所見つける 脱・お金依存の先にあるもの - Yahoo!ニュース

    人はお金に依存しすぎることで、社会生活で大切なことを見失ってはいないか。見失ったものを再発見するには、「0円」の経済活動がヒントになる――こう説くのは『0円で生きる 小さくても豊かな経済の作り方』の著者、鶴見済だ。1993年発行の『完全自殺マニュアル』では、自殺の方法や難易度を詳細に解説したこともある。なぜこんなことを言うのか。人に聞いた。(Yahoo!ニュース 特集編集部) おれは『完全自殺マニュアル』を書くまで、ずっと精神科に通っていて、そのころ世間では「強く生きろ」とよく言われていました。キツかったし、自分は「抑圧」だと感じました。あのを通して「『強く生きろという抑圧』に抵抗し、自由になりたい」と訴えたかった。だから、こう考えたんです。「いざとなったら死んじゃってもいいんだから楽に生きればいいんだ」と。自分は、あので自殺を推奨したつもりはありません。事実、が発売された年(19

    「0円生活」で居場所見つける 脱・お金依存の先にあるもの - Yahoo!ニュース
  • Web春秋 存在と意味 第十回|春秋社

    第十回 自由意志(続き) 今回は、前回論じた意味での身体の問題と時計の針との関連を論じ、そこから現れてくる他時(過去や未来)と他者とのあり方の違いを説明するために、はるかに以前に「次回」と予告したにもかかわらずずっと実現していなかった「東洋の専制君主」の問題を論じる。しかし、その前にまずは前回取り残したヨコ問題としての自由意志の問題の続きを少しだけ。 前回、「自由意志とはすなわち、多数の身体の中になぜか一つだけ現実に動かせる身体が存在している! という驚くべき事実の存在のことにほかならない」と言ったが、より先鋭な語り方をするなら、こんな感じになるだろう。事後的には欲望とか意志とか何かその種の名で呼ばれるであろうような、何かしら世界に変化を引きおこせる力のごときものが現に[アクチュアリー]存在しており、それがそのまま発動すると、世界のなかに多数存在している身体のうちの一つが、なぜか実際に[リ

  • マイケル・ブライアン「ヤップ島のお金」(2004年2月1日)

    Michael Bryan “Island Money” Federal Reserve Bank of Cleveland, February 1, 2004 南太平洋のちいさな群島では,非常に驚きの「お金が」使われており,しばしばそれについて教室内の議論で言及される。稿では,ヤップ島の石のお金について詳しく検討し,そうしたお金の特異な形態が私たち自身のお金について何を教えてくれるかについて問う。 同じくらい目を引くのはヤップ島の(略)土着のお金で,見かけは大きな石英の結晶のような石だ。(略)我々が知ったところによると,ある石は(略)直径3メートル超,重さ4.5トンある。こうした尋常ならざる石は所有者の家の前に置かれ,その人の重要性と富はその人が設置できる「ドル」の数によって表される。 J. R. ルハント「エスピーグル号報告書」1883年10月10日 [1]原注1;Gilliland

    マイケル・ブライアン「ヤップ島のお金」(2004年2月1日)