1942年12月14日、関東州(現中華人民共和国)大連市出身[1]。1962年、早稲田大学政治経済学部に入学。 1971年、株式会社ジェー・アイ・シー・シーを設立。1974年に、晶文社より権利を取得、月刊誌『宝島』を復刊。1993年、株式会社ジェー・アイ・シー・シーを、株式会社宝島社に名称変更。2010年10月28日テレビ東京放送の『カンブリア宮殿』に出演[2]。 2023年12月14日、心不全のため東京都内の自宅で死去[3]。80歳没。
若者の「本離れ」などで、出版社の経営環境が厳しさを増すなか、女性誌を多く手がける「宝島社」は、大手商社の「伊藤忠商事」と提携して、本格的に服飾雑貨事業に参入することになりました。 関係者によりますと、「宝島社」は大手商社の「伊藤忠商事」と提携して、独自ブランドで本格的に服飾雑貨事業に参入することになりました。 具体的には、「伊藤忠商事」が持つメーカーとの関係や販売ルートを生かして、全国のデパートおよそ150店舗で、バッグやブランケット、クッションなどの販売を始めます。今後は文房具や子ども用品、それにペット用品などの商品開発と販売も検討する方針で、3年目には年間15億円の売り上げを目指すことにしています。 出版社が独自ブランドを作って服飾雑貨事業に参入するのは異例のことです。 「全国出版協会」によりますと、書籍の国内での販売金額は、去年まで8年連続で前の年を下回り、出版社を取り巻く経営環境は
4月27日から、同社の既刊マルチメディア(MM)商品の価格を50~66%オフとした「宝島社アウトレットモール」をトーハンと連携して開始する。同社の帳合書店1000店超で、7月末までをめどに実施する。 今回アウトレット版としたMMは、『ローラーEYEボール美顔器』(旧価格1714円、新価格857円)、『テルミンで音を奏でよう!』(同1905円、同952円)、『東京スカイツリー組立キット』(同2838円、同951円)など全9点。
電子たばこ [編]宝島社マルチメディア編集部[評者]速水健朗(ライター)[掲載]2011年1月23日 出版社:宝島社 価格:¥ 2,500 ■書店流通網の利をフル活用 電子たばこは出版物ではない。にもかかわらず、本欄で取り上げるのは、本商品が書店で販売され、ヒットしているからだ。 電子たばことは、電気によって霧状の気体を発生させる装置。禁煙者向けの代替品である。昨年、宝島社がこれを書店で売り出したところ、10月の増税に伴うたばこ値上げに押されてヒットした。 ヒットの要因は増税だけではない。宝島社は、スッキリ美顔ローラーや家庭用たい焼き器など、従来は書店に並ぶことのなかった商品で次々ヒットを飛ばしている。 書店通いをする本好きとしては、非出版物が書店でヒットすることへの違和感はあるが、書店は、商品の拡大路線には乗り気だ。その理由は“電子書籍”にある。昨今、電子書籍化に注目が集まっている。そ
雑誌や書籍にとらわれず書店やコンビニを中心に商品を展開する宝島社で、本以外のマルチメディア商品で今年もっとも売れたのは「電子たばこヘルシー」(2500円)だったことが18日分かった。5月に発売し、初版20万部を2週間で完売し、これまで210万部を発行。10月1日のたばこ税増税に伴う禁煙ブームの高まりが売り上げを押し上げており、その勢いは今も止まらず、今後も重版を続けるという。 コンセント充電式の「電子たばこヘルシー」は、水蒸気の煙を楽しむたばこの代替品で、タバコ味、洋モク味、メンソール味の三つのフレーバーのカートリッジが付いている。ニコチン・タールは一切含まない。09年に発売したUSBタイプの電子たばこは18万部を売り上げた。各フレーバーの専用カートリッジのみでも販売している。 ヒットの理由について同社は、書店とコンビニエンスストア合わせて全国約5万8000店舗という圧倒的な店舗数を持つ「
派手な新聞広告で話題になった「電子書籍の正体」を買って読んでみました。電子書籍の正体 (別冊宝島) (別冊宝島 ノンフィクション)出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2010/11/13メディア: 大型本クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る薄っぺらいムック本で680円は少し高いと思ったが、あまたある電子書籍本の決定版?ぽかったし、さくっと最新状況がわかりそうだったので、まあいいかと。津田大介さんに取材した4ページの記事が一番冷静に事態を説明していました。津田さんの著書「Twitter社会論」は新書の発行部数が4万2千で、AppStoreのアプリで販売している電子書籍はわずかに3000ダウンロードだと言う。これほど電子の世界で著名な人の本ですらこの程度の数字には驚いた。印税率が22%で手元に入った収入はわずかに20万円と赤裸々な数字を開示しているのも興味が尽きない(このこと
別冊宝島『電子書籍の正体』 出版業界各社が電子書籍ビジネスへの取り組みを強めている中、「ブランドムック」シリーズなど書店売り商品が好調の宝島社はこのほど、「別冊宝島」シリーズより『電子書籍の正体』を発売した。価格は680円。 本書は、累計2,000万部を超える「ブランドムック」などのヒットシリーズを抱え、3期連続増収の宝島社が、現在の電子書籍ビジネスが抱える問題に提言したもの。すでに電子書籍を出版している作家の宮部みゆき氏のインタビュー、アップルのApp Storeにおける配信拒否問題、セルフパブリッシングへの疑問などのコンテンツを収録。「儲かる」とされる電子書籍市場への期待に対して警鐘を鳴らす。 宝島社は電子書籍ビジネスについて「市場は大きくない」と考えており、「既存の出版流通を大切にしていく」と説明。「全国に58,000店舗(書店・CVS合わせ)の販路を持ち、幅広い客層が訪れる『出版流
2010.11.20 営業・マーケティング 書店の向かう先は、ブランドショップなのか? 金森 努 有限会社金森マーケティング事務所 取締役 あなたは家電量販店・PCコーナーの店員だったとする。「デスクトップからノートに買い換えたいんですけどぉ」という客が現れたら、その言葉の裏にどのような背景を読み取るだろうか。 来店客を一瞥して、「どんなスペックのものをお探しですか?」と聞く。「モニター16インチ以上でブルーレイディスクと地デジ・BSチューナー内蔵がいいんですけど・・・」などと答えたら、「(しめしめ、イメージが具体的になっているじゃないか)では、オススメはコレですね!」とNECのLaVie Lシリーズなんかを提示する。 しかし、そのニーズを掘り下げてみると、思いもよらぬ競合が浮かび上がってくることがある。実は「部屋が狭いため、スペースを有効に使いたい。だから、ブラウン管のテレビを地デジ対応
きょうの宝島社の全5段広告(わたしは朝日新聞朝刊を見た)は、議論を呼ぶことだろう。ヘッドコピー「本屋のない町で私たちは幸せだろうか?」 その下に1行。「宝島社は、電子書籍に反対です」 この問いかけと、宝島社の宣言の論理的な関係がよくわからない。宝島社は、電子書籍が町の書店を消滅させると主張しているのか? 電子書籍が現実に市場に出てきたのは、Kindle(日本語対応)とiPadが登場した今年だと言ってよいだろう。これ以前の電子書籍は、規模として無視できる。しかし、書店の減少は今年突然起こったのではない。ネットで数字を調べると、こうだ。 1992年 全国書店数22500 2001 20939 2010 14059 電子書籍が存在しないときから、書店は減少していた。とくにこの10年の減少数は多い。本の流通問題を取り上げた佐野真一のルポ『誰が本を殺すのか』刊行は
テレビ東京の『カンブリア宮殿』で宝島社社長蓮見清一氏が出演していた。同社の「ブランドムック」シリーズは、「04年から70以上のブランドとコラボレーションし、これまで約200点を発行し、10月初旬時点でシリーズ累計で発行2000万部を突破している(毎日新聞デジタル)」というからすごい。番組で、蓮見社長は同社のサブカル路線の延長線、権威への抵抗がその原動力だと紹介されていた。 同社は徹底的にマーケティングし、売れる“商品”を開発し、提供してきたという。同梱される付録も決してブランドサイドから一方的に送られるものではなく、宝島社の担当者とともに企画・製作しているそうである。たしかにこれまで出版業界は“マーケティングの本を山ほど出しているがマーケティングがない業界”と揶揄されるほどでもある。しかし、それは真剣なマーケティングがばからしくなるほどのシステムがあったことも原因だろう。つまり再販制と委託
ふだんの書店とは少し違う華やいだ空間が、若い女性の客層に好評の書店内書店=東京都豊島区のリブロ池袋本店(戸津井康之撮影) 東京都内の大型書店に今月、特定の出版社が自社の出版物を並べた「書店内書店」が期間限定でオープンした。“出店”したのは、ブランドバッグ付きのファッション誌など斬新なアイデアでミリオンセラーを連発している宝島社(東京)。出版不況の中、出版社が読者の反応を直接知る試みとして、出版界から注目が集まっている。(戸津井康之) ◇ 「新刊を出版したら、後は書店任せ。出版界の既存の流通システムに疑問を感じ、書店を応援するための手段の一つとして企画しました」。宝島社広報課の担当者は、書店内書店の意図を説明する。同社が今月1日から25日までの限定で設置したのは、大型書店「リブロ池袋本店」(東京都豊島区)地下1階の一画。100万部を超えたイヴ・サンローラン
2010年07月23日 宝島の「成功戦略」をあらためて振り返ってみると。 Tweet 今いちばん勢いのある出版社は、紛れもなく宝島社だ。 躍進の理由ははっきりしている。 業界の人には言わずもがなだが、「付録攻勢」をきっかけとした女性誌の躍進、さらにその延長としての「メガ部数ムック」大成功だ。 出版不況の最中に「利益を削って売り上げを上げろ」と通常の対応と逆行する命令を出した同社の戦略については、これまでもこのブログで注目してたびたび報告してきた。なんたって不況になると通常は「戦線を縮小」して経費削減に入り、利益率を維持する戦略を取る企業がほとんどだ。 先日宝島に詳しい方と話したが、同社では「書店+取次という稀に見る効率的な販売ルートを、書籍・雑誌だけに使うのはもったいない」という認識があるという。まあそりゃそうだな。 そのため「紙こそ付録程度」の扱いのムックで大成功している。たとえば現在、
出版社の宝島社(東京都千代田区)が、「書店内書店」という新しい売り場作りに取り組んでいる。書店の一角に自社書籍のみを集め、雑誌の付録として付けているブランドもののかばんやポーチなどを姿見とともに並べて「ファション雑貨売り場」のような雰囲気を演出するのが売りだ。従来の「本好き」以外の来店者を増やすことを狙っており、今夏以降、全国各地の大型書店で本格的に実施するという。 書店内書店は4月12〜5月5日、紀伊國屋書店福岡本店(福岡市)で試験的に実施。「宝島書店」という看板を掲げた広さ約66平方メートルの売り場に、人気ファッションブランドを特集したムック本や雑誌、文庫、新書、DVDなど同社の売れ筋商品約150種類を集めた。 商品の見せ方にも工夫を凝らす。同社は「コンテンツ(情報の中身)の一部」としてファッションブランドのムック本や雑誌にトートバッグやポーチ、小物入れといった付録を付けているが、それ
宝島社(東京都千代田区)は4月12日より、福岡交通センター(福岡市博多区博多駅中央街)6階の紀伊國屋書店福岡本店内に期間限定で「宝島社書店」をオープンする。 同社のショップ展開は初で、店内の20坪のスペースに「キャス・キッドソン」「アニエスベー」など有名ブランドの歴史や商品を特集した「ブランドムック」をはじめ、「チーム・バチスタの栄光」の海堂尊さんの文庫シリーズやアニメDVDなどベストセラー商品約200タイトルをそろえる。 同社は2005年にデザイナーのインタビューや歴史を紹介する誌面に加え、オリジナル商品をセットにして他雑誌との差別化を図った「ブランドムック」第1弾を刊行。現在は50ブランド120タイトルを販売しており、今年3月に刊行した「キャス・キッドソン」の第5弾は120万部の売り上げを記録するなど人気を集めている。「今後、宝島社書店を全国の店舗に展開していければ」という。 営業時間
書店に“異変”が起きている。出版社が手掛ける有名ブランド品付きファッション誌や、名作アニメのDVDシリーズの販売部数が軒並み100万部を超え、おもちゃ付きの雑誌や、有名ミュージシャンの新譜のシングルCDも書店に登場している。出版不況を尻目に、書店で本以外の新たなヒット商品が続々と生まれている。出版の概念を覆す“書店革命”の背景を探った。(戸津井康之) ◇ 書店で新譜のシングルCDが販売されるのは日本初の試み。タイトルは「シャツを洗えば」。歌っているのが松任谷由実さんと2人組のユニット「くるり」という有名アーティストによるコラボレーションとあり、出版界だけでなく、CD販売店など音楽関係者も関心を寄せる。 “仕掛け人”の宝島社編集3局、河上晋さんは「新譜のCDシングルが売れなくなって久しい。そこでユーミン、くるりのミュージシャンが注目したのが販売網の見直しで
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