Ⅰ 実行動ベースの効果検証 デジタルかどうかを問わず、マーケティング活動には、結果を検証し、次の戦略、戦術に生かすPDCA活動というものがあります。 しかし様々なクライアントを担当していて、このPDCA活動をきちんとやっているケースは少ないように思います。これには、ウェブによる意識ベースのアンケートの限界が大きく関係しています。例えば、あるブランドのキャンペーンの効果検証調査では、そのキャンペーンのテレビCMを認知していて、ブランドの好意や購入意向も高いという結果にもかかわらず、実際には申し込みや購入実績が少なかったという事態が起こります。「調査上の意識」と「実際の行動」が、かい離しているケースです。 しかし、マーケティングのデジタル化時代の今、この効果検証調査でも「実行動ベース」で行うことが多くなってきました。「テレビCMを見た人が、実際にキャンペーンサイトに訪れたのか?その割合はどれく