いま知っておくべきWebサービスのための高速ネットワーク技術(後編):ボトルネックの解決が新たなボトルネックを顕在化(1/2 ページ) 前編に続き、10GbEやInfinibandといった高速ネットワーク技術のパフォーマンスを探るとともに、次世代Webサービス構築にどのように適用できるのかを考察していきます。
では、なぜいまWebサービスに高速ネットワーク技術が必要なのでしょうか? 高速ネットワーク技術とサーバ性能の現状を見ながら、その理由を解き明かしていきましょう。 拡大期を迎えるモバイルインターネット 米Morgan Stanleyは2009年に行った調査で、2014年ごろには、モバイル環境からのインターネットユーザー数がデスクトップ環境のそれを追い抜くだろうと予測していました(図3)。この調査から3年が経とうとしている現在、予想はまさに現実のものになろうとしています。モバイルインターネットの利用拡大は目覚ましく、家庭にも個人にも深く浸透してきています。 さて、モバイル環境向けに提供するWebサービスでは、ワイヤレスデータ通信網を考慮して、コンテンツ自体を小さく作るよう心掛けるはずです。これにより、小さなパケットを大量に送受信できるWebサーバの重要性が必然的に増しており、「ネットワーク帯域
IPv4とIPv6は異なるプロトコルであるため、そこで利用されるルーティングプロトコルもIPv4とIPv6で違いが出てきます。IPv4とIPv6によるデュアルスタックネットワーク構築時には、この違いを認識しつつ環境に適した手法でのデプロイが要求されます。 第12回は、シスコシステムズ合同会社の土屋師子生氏に、IPv4とIPv6デュアルスタックネットワーク構築時のルーティングを中心にお話を伺ってきました。 シスコシステムズ シニアコンサルティングシステムズエンジニア 土屋師子生氏 IPv6のコンサルティングとは? ──IPv6コンサルティングをされているとのことですが、具体的な内容を教えてください。 私の仕事をご紹介させていただくと、私はコンサルティングを行っています。まずお客様の現状を把握することを行いますが、それにはネットワーク全部のことを伺います。そのうえで、考えられる手法をいくつか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く