TRPGブログ界隈ではTRPG批評についての議論が活発です(ブレーキをかけながらアクセルを踏み込むさん、うがつものさん)ので、私もその議論に一つ参画してみようと思います。 このきっかけになった最初の問いが「批評は必要なのか?」ということなのですが、この問いの問い方にその後の議論がかなり引きずられている印象です。 最初にこの問題を書かれた方の議論は、批評はいらないという趣旨です。これに同意できずに反論する為には、あたかも「批評は必要だ」と言わなければならないような印象を受けてしまいます。その為、批評が必要だとも言い切れず、でも批評はあっても良い、という考えを議論にされるのに苦労されているような印象を受けます。 「必要でない」ということは、「あるべきではない」という意味ではなく、「あっても良いしなくても良い」ということです。それに対して「必要だ」というのは、「なくてはならない」という意味です。