うつ病(鬱病)や躁うつ病(躁鬱病)にかかる人が増えていると言われる。ここでは、厚生労働省によって3年ごと10月に全国の医療施設に対して行われている「患者調査」の結果から都道府県別の「気分障害」(うつ病、躁うつ病、気分変調症等)の総患者数、及び人口10万人当たりの総患者数を掲げた。医療機関に看てもらわない患者は数字に出てこない。 総患者数では東京が24.0万人と最も多く、神奈川が16.1万人、福岡が10.9万人で続いている。最も少ないのは高知の7千人である。 人口当たりの総患者数を見ると、必ずしも、大都市圏で多く、地方圏で少ないという傾向は見られない。県毎にばらつきが大きい。 人口比で第1位であるのは、京都であり、これに、徳島、福岡が続いている。北関東や北陸、京都を除く関西圏で少なく、北東北太平洋側や南関東にやや多い感じはある。 2020年はコロナの影響を考慮に入れなければならないが、そのほ