1995年の英国ダービーを、デビュー2戦目で制する快挙を演じ、“神の馬”と称されたラムタラが死んだことがわかった。ドバイの競走馬管理グループであるゴドルフィンのホームページで発表されている。22歳だった。 2歳夏にデビュー勝ちした後、10カ月ぶりの実戦となった英ダービーを6番人気で優勝。キャリア1戦での英国ダービー制覇は史上3頭目、3歳初戦として制したのは史上初という快挙だった。続くキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドSも快勝。そして凱旋門賞でも並み居る実績馬を打ち破り、4戦無敗のまま引退した。 デビュー時に管理していたアレックス・スコット調教師が、厩舎スタッフに銃殺されるショッキングなできごとがあり、サイード・ビン・スルール調教師のもとに転厩。その後にも肺の病気で命の危機に瀕するなど、レース以外でも話題性の多い馬だった。 引退後は、英国で過ごした1年目の種付けシーズン