エアマイクロメーターの誕生 日東工器の創業者である御器谷俊雄(みきや としお)は、長兄が経営し、金属プレートの銘板などを大手重工会社へ製造販売していた御器谷メタル工業(東京都大田区久が原)の社員でした。東京工業大学の石原誠一郎博士のご指導を受け、エアマイクロメーターを完成させ、御器谷メタル工業より販売を開始しました。 エアマイクロメーターとは 電気を使わずに空気の圧力差を利用して1ミクロン(1,000分の1㎜)単位で、孔の内径や丸棒の外径などを非接触で測定できる高精度な測定器です。ディーゼルエンジンのシリンダー摩耗形状の測定器として、日本国有鉄道(現JR)で採用されたのをはじめ、電気機械メーカーなどでも使用されていました。 エアマイクロメーターから生まれたモノ 1956年10月22日、御器谷俊雄は独立し日東工器を創業しました。 日東工器の最初の製品が「SP型カプラ」です。エアマイクロメータ