「検索」ならぬ、情報「探索」の方法が盗める。しかも、調べ物のプロフェッショナル、図書館員の技が惜しげもなく開陳されている。 「検索」はキーワードによるヒットを試行錯誤する方法だ。いわば、欲しいものが明確に分っており、ピンポイントで狙って当てるようなもの。いっぽう「探索」は調べたいトピックによる絞り込み検索+レファレンスブックのフィードバックによる深堀りだ。着弾地点から再度絞り込みをかけているようなもので、確度と網羅性は高い。 この探索手法が具体的かつ「調べるための」参考文献満載で紹介されている。このテクニックを「文法」になぞらえている。至言なので孫引きする。 文法をやらなくっても読めるっていうのは正解だよ。だけど、そいつはよっぽどセンスと力とやる気のある人がいう台詞なんだ。凡人はな、文法をやったほうがよっぽど楽なんだ。特急券なんだよ。苦労の末につかむ筈の法則を、最初にぽんと教えてもらえるん
複数の本を並行して読むことが多いです。そして、気になった本があれば、すかさず購入してそれも「並行読書」のラインナップに加えます。一度に注意を向けられる数には限りがありますので、当然脱落していく本も出て来ます。こうして、いつしか積ん読本を積み増していくことになります。 自分の手に負えないくらいの数のお手玉は、自然とこぼれていくわけです。それだけならまだしも、本来読むべき本までこぼれていってしまうこともあります。いったいどの本を読めばいいのかが分からなくなり、カオスの中で、どうでもよい本に手を出してしまうという悪循環。このループを断ち切るには、自分が読んでいる本を「見える化」するとよいでしょう。 具体的には、アマゾンのウィッシュリストを活用します。 ▼クリックすると実際のウィッシュリストのページにジャンプします 右のように、「今読んでいる本」「つぎに読む本」「いつか読む本」などのステータスを表
奥野宣之 『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション刊) 本方式は、お仕着せの方法を捨て、能動的にゼロから組み立てた情報管理システムです。 パソコンでたとえれば、情報ノートの蓄積はハードディスクと言えます。一方、使用者の頭の中(意識)はメモリです。本方式で、「何も覚えておかなくていい」「情報管理に煩わされない」というストレスのない日常生活を送ると、頭=メモリはその能力を最大限に発揮します。(p.29) 仕事に必要な情報の種類と量は増え続ける一方であり、じっくりと取捨選別る余裕もないまま、押し寄せてくる情報に飲み込まれて右往左往している。そんな人は少なくないだろう。そんな情報洪水をおぼれることなく泳ぎ切るための一法を紹介しているのが本書だ。 その方法とはどこででも安く手に入る「ノート」を使うことだという。「どこででも」
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