印刷 総務省は4日、職員用のパソコン22台がウイルスに感染していた疑いがあると発表した。米国やインド、台湾のサイトに接続していた。外部へ情報が流出した可能性が高いとみて調査を続けている。 感染がわかったのは2日。9月13日に内閣官房情報セキュリティセンターからパソコン1台が米国のサイトに接続しようとしているとの指摘があった。しかし、新種のウイルスだったため総務省の調査では見つけられず、衆院へのサイバー攻撃発覚後にセキュリティー会社に調査を依頼して見つかった。7月28日に受信した震災関連の件名がついたメールに添付されていたファイルを開いたため感染したという。パソコン内部に潜んで情報を盗み出す「トロイの木馬」と呼ばれるウイルスで、不審なサイトへ接続を繰り返していた。