GoogleがJavaの知的財産を侵害しているとしてOracleが訴えていた裁判で、2審の米連邦巡回区控訴裁判所は9日、37のJava APIパッケージに関するOracleの著作権を認める判決を出した(判決文: PDF、 Reutersの記事、 Bloomberg Businessweekの記事、 本家/.)。 1審のカリフォルニア州北部地区連邦地裁では、37のAPIパッケージについてGoogleがJavaからコピーしたとされるコードの宣言や構造、順序、構成を含む要素に関しては、著作権で保護されないとの判決を2012年5月に出しており(/.J記事)、Oracle側が控訴していた。2審では一転してこれらの要素が著作権で保護されるとの判断を示し、Googleが主張するフェアユースであるかどうかの判断については1審に差し戻すとの結論に達したとのこと。なお、1審でOracleはGoogleによる特
FBIやNSAはインターネット企業から、ユーザーのプライベートWeb通信を保護するために使用されているHTTPSに使用されているSSLのマスター暗号化キーを取得しようと試みていたらしい。IPS関係者は匿名を条件に「政府からSSLキーを要求されたことがある」とCNETに証言。加えて「インターネット関連の大企業に関しては、こうした要求に対して抵抗したという話が出ているが、中小のインターネット企業の場合、それに抵抗できるかは疑問だ」とコメントしている(CNETの記事、本家/.)。 MicrosoftとGoogleは政府からの要求があったかどうかについては回答しなかったが、要求があってもマスター暗号化キーを渡すことはないと回答したという。一方、Facebookでは政府からの要求を受けていないとした上で、そういった要求に対しては強く抵抗すると述べたそうだ。Apple、Yahoo、AOL、Verizo
「アジャイル」なソフトウェア開発がここ数年注目されているが、アジャイルなソフトウェア開発において特徴的な反復 (イテレーション) や柔軟性といった手法は、顧客やユーザーにとってはまとまりも終わりも無い開発手法に見えるという。これを取り上げたITWorldのブログが本家/.にて話題になっている。 アジャイル開発を好む開発者は多い。イテレーションはユーザのニーズを的確に反映できるだけでなく、対応すべき要件があがってきたとしても問題が大きくなる前に対処することが可能だ。各要件に一つずつ取り組むため、きちんとフィードバックを受けて問題が無いことを確認してから次の要件に着手することもできる。 しかしユーザにとってみると、アジャイル開発は不透明で分かりづらく、故に不安を生んでしまうもののようだ。まるで開発プロセスが無く、開発方針も定まっていないように見えると、アジャイルプロジェクトに加わったとある人は
ウイルスバスターによる誤検知を理由に一時公開が停止されていた無料のデフラグソフト「すっきり!! デフラグ」の話題が昨年 7 月に /.J 記事で紹介されていたが、公開が再開されたとのこと (窓の杜の記事、INASOFT 管理人のひとことより) 。 公開された「すっきり!! デフラグ」の最新版では、ウイルスバスターがインストールされた環境での利用を禁止する条項と、ウイルスバスターの開発・提供元であるトレンドマイクロ社員や従業員、その家族による利用を禁止する条項が利用規約に追加されている。
Googleアカウントへの不正アクセスを防ぐ方法として「2段階認証」がある。2段階認証ではログイン時にユーザー名およびパスワードに加え、携帯電話に送信されたパスコードが要求されるというものだ。しかし、これをを回避する方法がDuo Securityによって発見された(本家/.)。 幸いDuo Securityは良心的なチームだったため、この問題はGoogleのセキュリティチームへ報告され修正された。しかし一度は仕様だと断り、修正に半年もかかったという。このプロセスは改善してほしいところである。 発見された手法は、「アプリケーション固有のパスワード(ASP)」を利用するもの。GmailやGoogleカレンダーなどにアクセスする一部アプリケーションでは2段階認証が利用できないため、Googleはそれらのアプリケーション向けに専用のパスワードであるASPを生成する方法を用意している。しかし、このA
1980年代には「COBOLは衰退するので、ほかのプログラミング言語に移行しなければならない」などと言われた。実際に1970~1990年代に書かれた細かなCOBOLプログラムのほとんどは新しいシステムと新しい技術に置き換えられている。しかし、銀行、保険会社、製造業、小売チェーン、医療機関といった大企業のミッションクリティカルなシステムは依然として大昔にCOBOLで書かれたコードによって運営されている。多くの企業はこれらのシステムを何度も入れ替えようとしたが、システムが全体が巨大で複雑な上、重要なビジネス・プロセスに統合されていること、また問題なく動いていることからこうした取り組みの多くは失敗した。 ITWORLDの記事によると、こうしたCOBOLで書かれたシステムを支えてきた団塊世代プログラマの引退が近づいているという(ITWORLD、本家/.)。 今は大学のプログラム講座などでは教えるこ
Dell は 5 日、MBO で株式を非公開化すると発表した。買収総額 240 億ドルのうち 20 億ドル分を米 Microsoft が出資することになる。これについて Network World の記事は、ポスト PC 時代においてハードウェアのデザインに影響力を持ちたいとする Microsoft の戦略が表れているとしている (本家 /. 記事より) 。 また、Linux ベースのモバイル用 OS が普及拡大してきているなか、Dell とのパートナーシップを強化することで、Linux をベースとした他の OS を Dell が選択しないようにしているのではないかとのこと。Dell は Linux サーバを提供しており、昨年 11 月には Linux ベースの OS、Ubuntu を搭載した薄くて軽い XPS 13 ノート PC をリリースしている。
GitHubでは23日から新しいコード検索機能が利用できるようになったが、これにより多くのユーザーが秘密鍵やパスワードの格納されたファイルを誤って公開状態にしていることが明らかになったとのこと(The GitHub Blogの記事、 HotHardwareの記事、 SC Magazineの記事、 本家/.)。 ソースコードと秘密鍵などを同じ場所に保存し、そのままGitHubにアップロードしてしまうユーザーも多くいるようで、新しい検索機能でヒットするようになったことから表面化したものとみられる。 この話題はTwitterで広まり、Google Chromeのソースコードリポジトリにアクセスするための認証情報とされるものを含め、数多くの検索リンクが投稿された。その後、検索機能が一時的に使用できなくなり、被害の拡大を防ぐためではないかと推測されていたが、GitHubでは今回の件とは無関係だとして
「Windows 8の高速起動に対応する」とうたうRadeon HD 7970カードが販売されたそうだ(AKIBA PC Hotline!)。Club 3Dの「Radeon HD 7970 royalQueen(CGAX-7977F2 UEFI)」というグラフィックカードで、「UEFI準拠がうたわれている」という。実売価格は32,980円。 64ビット版Windows 8ではUEFI準拠のハードウェアを組み合わせることで「OSが数秒で起動する」という「Fast Boot」機能が利用できる。マザーボードだけでなくグラフィックカードについてもUEFI準拠が必要とのことだが、UEFI準拠ビデオカードはまだ少数だそうだ。販売しているドスパラパーツ館によると、これまでUEFI準拠のグラフィックカードはこの製品を含む2製品しか確認できていないという。また、こうした情報はメーカーや代理店などからもあまり
携帯電話を使ってスキャンするだけでウェブサイトに移動できるという手軽さで多用されているQRコードだが、これを利用した新たなマルウェア配布方法が増えてきたそうだ(Help Net Securitiy、本家/.)。 QRコードを使った攻撃は以前からあったが(QRコードを利用した攻撃に注意、QRコードを使ったフィッシングに気をつけろ!)、最近目立っているのが既存のQRコードの上に不正なQRコードを貼り付けることで不正サイトへ誘導するというもの。街の中心部や空港など人が多く集まる場所がターゲットとなっており、広告やその他お知らせなどに掲載されているQRコードに不正QRコードが貼付けられるケースが確認されているという。 QRコードだけから不正なものかどうかを見分けるのは難しく、スキャンしてしまった人を簡単にフィッシングサイトや悪意あるサイトのURLへ誘導することが可能とのこと。 身を守るには、開く前
ストーリー by hylom 2012年09月03日 17時45分 Windows-8だとシェルの置き換えってできないの? 部門より NETWORKWORLDの記事にて、Windows 8が大絶賛されている。しかし、その記事を書いたライターのBryan Lunduke氏は、結局Linux環境に戻ってきてしまったそうだ彼はその理由がさっぱり分からなかったため、理由を考え始めたという(NETWORKWORLD、本家/.)。 記事ではWindows 8について、UIや起動速度、ファイルコピーの面などで「芸術作品のよう」だと絶賛されている。しかし、彼はこのようにWindows 8を褒めつつも一日使った後にLinuxに戻ってきてしまったという。氏はその理由について、「Linuxがオープンソースだから? No。Linuxデスクトップ上でクローズドソースのソフトウェアをたくさん使っている。オープンソース
Windows 8ではダウンロードしてインストールするすべてのアプリに関する情報をMicrosoftに送信するとして、本家/.で話題になっている(Within Windowsの記事、 Nadim Kobeissi氏のブログ記事、 本家/.)。 。 Windows 8のデフォルトでは、インターネットからダウンロードしたアプリケーションを実行する際にMicrosoftのサーバーに問い合わせて安全性を確認するWindows SmartScreenが有効になっている。SmartScreenが送信する情報の中には、実行ファイルのハッシュのほか、Base64エンコードされたファイル名も含まれるとのこと。なお、SmartScreenはWindows 8をマルウェアから保護する機能の一つなので無効化は推奨されないが、コントロールパネルの「アクションセンター」から無効化することが可能だ。また、ダウンロードし
Windows 8では、自作をする個人ユーザー向けの新しいライセンス形態「Personal Use License for System Builder(PULSB)」が提供されるという(Geek.com、本家/.)。 Windowsのライセンスは、いままでフルリテール版(通常版)、アップグレード版、およびOEM版という形で提供されてきた。これまで自作PCユーザーはOEM版の一種であるDSP版をマザーボードやストレージなどとセットで購入することで、自作PCに安価にWindowsをインストールできた。しかし、DSP版のサポートはその販売者が行うことになっているため、Microsoftによる正式なサポートは受けられない。 Windowsの8の最終的な価格はまだ発表されていないが、PULSBライセンスはこれまでのOEM/DSP版と同等になるとしている。
ストーリー by hylom 2012年07月26日 16時07分 人々がネットサービスにもっとお金をつぎ込む日は来るのか 部門より Googleは19日、2012年第2四半期の決算を発表した。買収したモトローラ・モビリティの業績が加えられ売り上げ額は35%増加、過去最高を記録した。このためニュース記事の多くは、今回の決算に対しておおむね好意的だ。しかし、Atlantic Wireの記事では、Googleの広告クリック単価が下落している点が問題視されている(Atlantic Wire、technologyreview、本家/.)。 決算書によれば、クリック1回あたりの料金を示すCPCは前年同期から約16%低下、前期からの比較では約1%低下している。今回の決算内容からは、Googleの本業である広告ビジネスの衰退が進んでおり、Googleの将来に影を落としていることが分かる technolo
米国ではすでにネットからの音楽ダウンロード数がCDの売り上げ枚数を上回っており、「CD離れ」が進んでいるが、CNNのレポートによると、今度は「デジタルデータの購入」離れが進んでいるという。といっても音楽を聞くことが減っているのではなく、デジタルデータを「所有する」という行為がなくなりつつある、ということらしい(CNN、本家/.)。 音楽業界は1990年代後半の「Napster」の時代から激変してきた。5年前はリスナーたちは音楽CDを買うか、アルバムのダウンロードの間で選択する必要があった。しかし今は違う。「Pandora」や「Spotify」のような音楽ストリーミング・サービスが普及したことにより、選択肢は音楽をダウンロードすることか、オンラインでストリーミング再生するかどうかの違いになりつつある。 そしてCNNの学生へのインタビューによると、今ではダウンロードすることも減りつつあるという
AC でのタレコミ失礼します。かなりぼかして書いています。 アプライアンスの製造販売をしている会社の開発の人間です。先日、会社に一人居た社内 SE が退職しました。送別会の時に退職の理由を聞いてみたら、社内 SE の仕事はプログラマなら誰でも出来る程度のことと思っているえらい人から直接、退職勧奨を受けたとのことでした (そのえらい人は企画出身です) 。 社内 SE 氏は製品開発への関与がないので、今後待遇は最低にすると言われたとのこと。現在はメールサーバやグループウエアサーバ、ユーザアカウント管理など社内 SE 氏が残したマニュアルを見ながら手順だけなぞっている状態です。この状況にもかかわらずサーバとネットワークの更新の話も出てきました。誰が担当させられるのか、すでに戦々恐々です。 社内 SE を廃して開発の人間がインフラの管理も兼任する、というのは最近の流行りなんでしょうか。
MicrosoftはWindows 8のデスクトップ画面からAeroを廃止し、Metroと統一したデザインに変更することを明らかにしているが、実際にAeroの削除されたデスクトップのリーク画像が WinUnleaked.info で公開された( Softpediaの記事、 PC Tech Talkの記事、 本家/.)。 Windows 8 Release Previewはウィンドウやボタンが丸みのないMetro風デザインに変更されたものの、Aero自体は残されており、デフォルトで有効になっていた。リークした画像では画面の色を設定する画面から透明感を有効にするオプションが削除され、色選択ボタンも丸みのないデザインとなっている。また、ボタンの立体感やウィンドウの影もなくなり、平面的な画面に変わっている。
特定のバージョンのMySQLおよびMariaDBにおいて、「256分の1の確率で、パスワードが間違っていたとしてもパスワード認証を突破できてしまうう」バグが発見された(SecLists.Org、SecManiac)。 このバグを使用すると、300回程度のアクセスを試みるだけでrootを含む任意のユーザーでのログインが可能であり、事実上パスワード認証が意味を成さなくなってしまうとのこと。 ただしこれらの影響を受けるビルドは少なく、多くの公式ベンダが提供するビルドでは問題はないそうだ。 対象となるMariaDBおよびMySQLのバージョンは5.1.61、5.2.11、5.3.5、5.5.2。こただしこの問題が発生するか否かはmemcmpの実装によって異なり、GCCビルトインのものやBSDのlibcのものについては安全だが、LinuxのSSE最適版glibcに含まれるmemcmpについては安全で
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