以前、「VOCALOIDの競合となるのか?中国人天才少年が開発した歌声合成ソフト、Synthesizer Vの破壊力」や「VOCALOIDの対抗馬、Synthesizer Vが無料で使えるWebブラウザ版を公開。2020年、歌声合成はさらに進化する」といった記事で紹介した歌声合成ソフトのSynthesizer Vがメジャーバージョンアップし、7月30日に世界同時発売されます。またこれと同時に、VOICEROIDで人気の「琴葉 茜・葵」のSynthesizer V専用歌声データベース、さらにSakiという新たな日本語の女性ボーカルのデータベースも発売されます。 この新しいSynthesizer Vの最大の特徴は、従来からあるサンプルベースの歌声合成と、最近話題のニューラルネットワークを用いた人工知能による歌声合成の両方を併せ持つハイブリッドエンジンを搭載したこと。これにより、とても自然な人間
新年、明けましておめでとうございます。2020年の元旦から歌声合成の世界での新サービスのニュースです。ちょうど1年前「VOCALOIDの競合となるのか?中国人天才少年が開発した歌声合成ソフト、Synthesizer Vの破壊力」という記事とともにデビューしたSynthesizer Vが、Webブラウザで動作するWeb Synthesizer Vとして新たに誕生しました。これはWindowsでもMacでもWebブラウザ(Google Chrome推奨)で動作する歌声合成ソフトで、ピアノロール画面でメロディーを打ち込み、歌詞を入力すれば歌わせることができるというもの。 Web Syntheseizer Vのページを開くだけですぐに使うことができ、インストールも不要。そして何より、無料で誰でも使うことができるというのが大きなポイントです。開発しているのは東京都内にあるスタートアップ企業、Drea
だいぶ以前からテクニカルプレビュー版という形で公開されていたので、一部の方はご存知だったと思いますが、上海出身の中国人天才少年、Kanru Huaさんが開発した歌声合成ソフト、Synthesizer Vが12月25日、正式にリリースされました。これはVOCALOIDとも近い考え方のソフトで、メロディーと歌詞の情報を与えれば、歌わせることができる、というもの。 価格は79ドル(約9,000円)となっていますが、すぐに支払わなくても、ダウンロードすれば誰でもフル機能を使うことができます。またUIを日本語、英語、中国語に設定できるほか、標準で日本語、英語、中国語の歌声ライブラリが用意されているので、すぐに日本語で歌わせることも可能です。現在このSynthesizer Vが動くのはWindowsとLinux(Ubuntu)の2プラットフォーム。ただKanru HuaさんのTwitter(@khua
すでに完全にバレバレなティーザー広告が出ていたので、周知の事実のようになっていたヤマハとクリプトン・フューチャー・メディアの初のコラボ製品、AG03-MIKUが本日3月9日の「ミクの日」に正式にアナウンスされました。これはすでに1月末にヤマハから発表されていたミキシングコンソール、AG03の初音ミクモデルであり、Cubase AIのほか、VOCALOID Editor for Cubaseの39日間の体験版や初音ミクのOriginalとDarkの39日間体験版、さらにSonicWireのサンプル素材を100個程度バンドルしたという特別版なのです。 当然、標準版のAG03より高いんだろうな…と思っていたら、価格はまったく同じで、実売価格が15,000円程度(税抜)とのこと。しかもよく調べてみると、この価格からは信じられないほどの高機能、高性能のミキサーなんです。「初音ミクのモデルだから欲しい
2013年9月に発売された歌声合成&音声合成ソフトのCeVIO(チェビオ)、以前にも「ボカロに有力対抗馬登場!? 新歌声合成ソフトCeVIOの衝撃!」、「ボカロとまったく作法が異なるCeVIO Creative Studioを使いこなせ」といった記事で紹介したことがありましたが、その後、私も、しっかりと状況を追うことができていませんでした。 しかし改めてチェックしてみたら、昨年11月にCeVIO Creative StudioからCeVIO Creative Studio Sへと進化して、音質も向上するとともに、ライブラリ単独での発売もされていたんですね。先週にはVOCALOIDのIAの発売元である1st PLACEからもトークボイス「ONE -ARIA ON THE PLANETES-」が発売になるなど、結構動きがあるようでした。そこで、改めて最新版をインストールして少し試してみました。
日本のVOCALOID発売から10年、中の人たちの思いは? 「MEIKO」生誕10周年イベントに行ってきた(1/2 ページ) 日本で最初のVOCALOID音源である「MEIKO」が11月5日、発売から10年を迎えた。その記念日に先立つ11月3日、「MEIKO 10周年生誕祭~Elegant Night~」というイベントが東京・渋谷で開催され、日本のユーザーが自由に歌声合成の曲を作り始めたこの10年を振り返った。 MEIKOの歌声の元となったシンガーソングライターの拝郷メイコさん、MEIKOの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長、ヤマハの「VOCALOIDの父」剣持秀樹さんに加え、同じくクリプトンから発売されている男声VOCALOID「KAITO」の声を提供した歌手の風雅なおとさんがゲストで参加。初音ミクに始まるCVシリーズ第3弾である「巡音ルカ」でキャラクターボイス
初音ミクのイラストや名称をメジャーアルバムとして初めて使った『Re:package』でメジャーデビューしたkz(livetune)さんが、豪華アーティストをリアルヴォーカルとして起用した一連のプロジェクト「adding」シリーズを集約する『と』を、9月10日(水)にリリースする。 livetuneといえばGoogle ChromeのCMでかかる、「Tell Your World」を思い浮かべる人も多いかもしれない。しかし、ネット発のクリエイターとして、前例のない未踏の地をトップランナーとして走り続けるひとりの挑戦者でもあるのをご存知だろうか。 livetuneが掲げる「整地」と「開墾」。ニューアルバムを基軸に、むかし・いま・これからをつなぐロングインタビューは「kz(livetune)音楽大全」的内容と言ってもいいだろう。 インターネットが生んだ1人のクリエイターと、『と』に参加する13人
いまカラオケで歌われている曲の上位ランキングに入ってくるのがVOCALOID楽曲ですよね。特に若年層で歌われている率が高いみたいですが、「カラオケ行ったらボカロ曲だ!」という人も少なくないのではないでしょうか?そのカラオケ、歌うと点数が付く機能がありますが、ふと思いついたのが、「ボカロ曲ならボカロに歌わせたら100点を採れるのではないか?」ということ。 そこで、実際に試してみようと、先日、知人の某ボカロPさんの協力を得て、LIVE DAMで実験を行ってみました。勝手に変なことをして、叱られるとマズいので、その実験についてLIVE DAMを開発、運営する第一興商に連絡をしてみたところ、社内にあるカラオケルームをタダでお借りできてしまいました!というわけで、どんな結果になるのか、レポートしてみたいと思います。 カラオケルームで、ボカロ曲に合わせて初音ミクV3を歌わせてみた 今回試したカラオケの
「9月5日、ボカロ界隈に激震が走る!」といった情報が先日来、Twitter等で話題になっていましたが、その製品が本日AHSから発表されました。それは9月26日に発売する「キャラミん Studio」という6,980円(ダウンロード版は5,480円)のソフト。一言でいえば、3DとかCGとかがまったくわからない人でも、キャラクターを音楽に合わせて自由自在に躍らせることができるというツールなのです。 「VOCALOID曲を作っているけれど、ビデオを作ることができないので、ニコ動やYouTubeなどに楽曲を発表できない…」なんていう人も多いと思います。もちろんVOCALOID曲に限らず、PV制作は難しいし、とくに3Dでキャラクターを躍らせるなんていったら、普通の人にはできませんよね。ちまたにはMMD(MikuMikuDance)という画期的ソフトもありますが、なかなか素人初心者が使えるものではありま
kzによるユニットlivetuneが、初音ミクのボーカロイド楽曲の集大成となるベストアルバム「Re:Dial」を3月20日にリリースする。 Google Chrome -初音ミク編-のCMソングとしてlivetuneの名を広く知らしめた「Tell Your World」を筆頭に、2007年から現在に至るまで発表された数々の話題曲を収録した本作。インターネット発のクリエイターの先駆者として活躍する彼の足跡をたどる1枚になっている。 今回の特集では、アルバムについてkzにインタビューを実施。彼のキャリアのスタートから、今見据えている未来まで、改めてじっくり語ってもらった。 取材・文 / 柴那典 インタビュー撮影 / 佐藤類 メジャーデビューして5年でキリがいいし、「Tell Your World」を出してから「そろそろまとめ的なものを出しましょうか」っていう話もあったし、僕も同じことを思ってい
東京工芸大学は2月25日、「ボーカロイドに関する調査」の結果を発表した。調査は1月28~30日、音楽を聴くことが好きな12~39歳を対象に、携帯電話によるネットリサーチで実施。有効回答数は1000サンプル。 好きな音楽のジャンルについては「ポップス・J-POP」が83.0%と最も高く、それに次いだのが「アニメソング」(38.3%)。「ボーカロイド曲」は17.4%で上位8位に挙がり、ボーカロイド曲を好む割合は若年層、特に女性で高く、10代女性では40.0%が好きな音楽のジャンルとして挙げている。 ボーカロイドのキャラクターである初音ミクの認知については「どのようなものか知っている」が56.4%、名前は知っているが38.6%で、これらを合計した認知率は95.0%。年代別で見ても、10代から30代の全てにおいて9割超が認知しているとし、広く認知されている様子がうかがえるとしている。また初音ミクの
かれこれ10年以上、DTM中心に音楽をやっている。近年のボカロブームについては、あんな不気味の谷に完全に落ちている仮歌用ソフトの歌のどこがそんなにいいのか、程度にしか思っていない。勧められて聴いた曲で、いくつかは面白いと思うものもあった。曲としてのクオリティが高いものも、流石のブームのためかかなり多かったと思う。ただ、それでも自分の曲には使いたくないな、という線を越えるようなことはとうになく、遠巻きから、ここ数年このブームを適当に眺めてきた。あまりのブームの高まりに、自分もプライドを捨ててボカロ曲を書くべきか、と思い悩んだり、売れなさと自分のプライドに辟易して、音楽をやることが苦痛になっていた時期もあった。ツイッターでフォローしている人を見渡す限り、同様なスタンスであろう人もいれば、ボカロでバリバリ曲を作ってニコニコのランキング上位に躍り出ている人もいれば、ボカロPになりたい(笑)と言って
クリプトン・フューチャー・メディアは12月26日、VOCALOIDソフト「KAITO V3」の予約受け付けを始めた。リリースは来年2月中旬ごろの予定。同社Webサイト価格は1万6800円。 「MEIKO」に続く日本語VOCALOIDの第2弾として2006年2月に発売された男声ソフト。7年ぶりとなる新バージョンはKAITOをベースに最新のボイスを加え、エンジンもVOCALOID3に。「初代から成長したクリアでスムーズな発声。低音から高音まで流暢に歌い上げます」という。 日本語×3・英語×1の4つの音声データベースを収録しており、「STRAIGHT」(ストレート)は「ハキハキとした、張りのある自然な声」、「SOFT」(ソフト)は「やすらぎを感じさせる、柔らかな声」と、曲調やジャンルに合わせて使い分けることができる。英語での歌唱にも対応可能だ。特設サイトではデモソング4曲を公開している。 主要D
Android OSをコアにした新コンセプトの楽器、Miselu Neiro。すでに何度か記事でも紹介しましたが、先日、そのMiselu neiro上で動作するVOCALOIDアプリ、MV-01というものが発表されました。まだプロトタイプという段階ではありますが、従来のVOCALOIDとはかなり異なる、まさに歌う楽器として登場した、これまでにないコンセプトのアプリです。 開発したのは、ヤマハのY2 PROJECTで、クリエイターの水口哲也さんとコラボする形での開発となっています。先日、そのMV-01の開発チームのみなさんにお話を伺うことができたので、紹介してみたいと思います。 Miselu neiroの試作機で動作するVOCALOIDアプリ、MV-01 ヤマハのY2 PROJECTは「音楽技術×ネット」という分野で、ある種ベンチャー企業的な動きで、小さな会社から大企業まで社外のさまざまな企
リンク 初音ミクニュース 覚え書きオブジイヤー みっくみくなレイティアさん 初音ミク視聴のススメ 初音ミクみくらぶ Eclipse01の日記 VOCALOID総合まとめ ボーカロイドの歌詞置場 未来私考 海外もみっくみく 歌い手支援ブログ にわかボカロ厨の地図 へろへろだめにっき リクエスト投票実況板(・ω・)モキュ 作ってみた業者 キオ式アニキャラ3D act.3 キオ式PVサウンド連合 天体少女図鑑 おくまの部屋(new新館) ねころぐ 蒼かな(ao no kanata) タリイ・アイシャムの青 BUNKA:EXTEND ----------------- VOCALENDAR ボカロ関係者Twitter一覧 ボカランまとめ VOCALOID関係のwiki一覧 VPVP(MikuMikuDance) みくだん VPVP wiki MMDアクセサリ管理庫 ぼかさち ぼかさる ボカ路地(R
ヤマハが6月8日に発表したVOCALOID3は、2007年に発表されたVOCALOID2にさまざまな改良が加えられ、製品の形態も大きく変わった。発表の夜に秋葉原で開催された「今宵VOCALOIDに何かが起こるぞ~秘密のPARTY』 で「VOCALOIDの父」ヤマハ・剣持秀紀氏、「ぼかりす」の産総研・後藤真孝氏に話を聞けたので情報を補完しておこう。 VOCALOID3とMacの関係 VOCALOID3はVOCALOID2と同じくWindowsのみでの提供となる。以前剣持氏にMac版の話を聞いたときには「まずはVOCALOIDのコードを安定させないとMac版に踏み出すことができない」と説明していたが、今回も基本的には同じ。ただし、Macと同じ開発環境Xcodeで作られているiPad向けiVOCALOID-VY1、iPhone向けVocaloWitterという2つの製品が既に存在する。この時点で
歌声合成ソフトと言えばVOCALOID(ボーカロイド)シリーズだが、今やそれに次ぐ勢力と言えるのが、フリーソフト「UTAU」だろう。2008年3月の登場以降、徐々に進化を続け、ネット発の楽曲制作ツールとして独自の存在感を持つに至った。 VOCALOIDとの大きな違いは「中の人」を自前で作れること。指定された130個程度の音素を録音し、UTAU側で設定すれば、誰でも自分の声で歌わせられる。UTAUの魅力はそうした自由度の高さにあり、ユーザーが制作した音源、UTAUで作成された楽曲が大量に公開されている。 このようにVOCALOIDと比較されがちなUTAUだが、どうやら商用ソフトとはまったく異質の進化を遂げるに至ったようだ。その経緯を開発者の飴屋・菖蒲(あめや・あやめ)さんに伺っている。(以下、文中では飴屋さん) 音響信号処理は専門外だった ―― 飴屋さんは音響信号処理を研究されているとか?
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