地震で深刻な被害を受けた熊本県の「南阿蘇鉄道」を支援しようと、千葉県の房総半島の内陸を走るいすみ鉄道などが「復興祈念切符」を発売しました。 このうち、いすみ鉄道では3つの駅で売り出していて、千葉県大多喜町にある大多喜駅では、発売を待っていた鉄道ファンの人たちなどが早速買い求めていました。 南阿蘇鉄道は、地震による土砂崩れで線路が押し流されるなど深刻な被害を受けたため全線で不通が続き、復旧の見通しは立っていないということです。「復興祈念切符」は、南阿蘇鉄道の全区間の乗車券と各社の駅の入場券がセットで1000円で販売され、このうち700円が南阿蘇鉄道の支援に充てられるということです。 切符を買った鉄道ファンの男性は「あれだけの災害ですので、少しでも力になりたい」と話し、小学生の男の子は「復旧に向けて頑張ってほしい」と話していました。 いすみ鉄道の鳥塚亮社長は「阿蘇の雄大な景色の中を走る南阿蘇鉄