日本ヒューレット・パッカード(HP)は2011年4月20日、サーバーやストレージの移設を請け負う「HP 移設サービス」を開始した。同社製以外のIT機器についても対応する。移設計画の策定だけを請け負うサービスも用意する。 移設サービスは、データセンターやサーバー室の移転や統合を計画する企業向けに提供する。対象は、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器、テープ装置などの周辺機器、PCなどの機器である。どのベンダーの製品かは問わない。 「東日本大震災にともなう電力不足で、移設のニーズが高まっている」と、日本HP 第一テクノロジーサポートビジネス推進統括本部の廣川賢統括本部長は話す。HPはこれまでシステム構築などの案件の中で移設作業を請け負っていたが、今回はそれを切り出してサービス化した。 移設計画の策定だけを請け負う「移設プランニングサービス」も、別途提供を始める。また、移設後のIT機器の保守窓