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数日前のニュースですが、アメリカのクレイグ・ベンター研究所のチームが「マイコプラズマ・ゲニタリウム」という細菌のゲノム(全遺伝情報)を人工的に合成することに成功したと報道されました。 細菌ゲノム、完全合成 米チーム「人工生命」に前進 (asahi.com) Scientists Build First Man-Made Genome; Synthetic Life Comes Next (wired) 技術的には大変な快挙と言えそうですが、材料であるヌクレオチドを科学的につなげていく「遺伝子の人工合成」の方法は古くから確立されており、短い配列ならばネットで注文して作ってもらうことなどは、すでに世界中のどこでもやられていることです。 ウイルスの全遺伝子の合成はすでに達成されていたのですが、2002年に始めて人工合成されたポリオウイルスの遺伝子の長さはたった約7,500塩基対でした。数年前まで
12月上旬に姫路まで行ってきた。森達也氏の映画作品&講演目当て。 森氏といえば左派の売れっ子評論家という位置づけがなされているような気がする。まあ確かに死刑反対、反体制、反戦の姿勢を貫いていることもあって、そう思われるのも仕方ないかもしれないが、その一方で新右翼の鈴木邦男と本を出したり、一水会の代表と息の合った対談をしたりと一筋縄ではいかない面も見せている。 しかしこの人のスタンスはわりあいはっきりしている。それは社会が普段目をつむってごまかしているところを追っかけるという「不都合な真実の追求」、それに白黒はっきりつけない「曖昧への固執」の二つである。(とくに後者はマイケル・ムーアとはっきり異なる点だ)ちなみに「不都合な真実」といえばアル・ゴアがいるけど、私は彼が嫌いである。マリファナ狂いのセガレや言論弾圧を計った女房の存在のほうがよほど不都合な真実だ。 彼が扱ったのは、羊のようにか弱いオ
「仏教やヒンズー教諸国はバイテクに好意的」 2007年11月28日 社会 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Brandon Keim 「神の役割を果たそうとしている」という批判にうんざりしている科学者は、アジアに移住するのも1つの手だ。 アジアでは、比較的厳格なキリスト教のタブーに縛られることなく、神や来世についてさまざまな見解が存在するからだ。 11月20日(米国時間)に『New York Times』紙に掲載された記事、「科学者は神の役割を果たしているのか? 信じる宗教によってその答えは変わる」で、John Tierney氏は次のように書いている。 ES細胞の研究者たちが繰り広げる世界的な研究競争をテーマにした本『Cell of Cells』を書いたCynthia Fox氏は、「西洋の宗教と比べて、アジアの宗教はバイオテクノロジーが『神の役割を果たす』ことに
前のエントリで、最近の抑止効果を肯定する研究も結構強く批判されてるし「やっぱり抑止効果が統計的に証明されたとは言いがたい」と考えるに至ったわけですが、ついでにちょっと。 確かに「実際には抑止効果があるのだが、数が少ないために統計では表れない」ということなのかもしれません。もちろん、そうではなくて本当にあまり関係ないのかもしれません。死刑に抑止効果があるであろうと考えるのは直観的にも理解しやすいので、おそらく「多少は抑止効果があるはずなのだが、対象が少ないせいで統計に表れないだけだ」と考える人も結構いるのではないかと予想できます。 殺人に対する死刑制度の影響が統計に表れないとすると、確かにその可能性は排除されません。多少の抑止効果はあるのかもしれません。しかし、そう考えるのであれば逆の可能性、すなわち死刑制度が殺人を助長している可能性もまた、排除されていないということは認めなければならないの
米国の研究所、合成生命体に関する特許を申請 2007年6月13日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Kristen Philipkoski 生命特許をめぐる論争に、また1つ新たな火種が加わった。合成生命体の特許を取得することは可能なのだろうか? 米国のJ. Craig Venter Instituteの研究者たちが、細菌の最小ゲノムの構築に関して、米国特許を申請している。特許申請書によると、申請されたのは「タンパク質をコードする遺伝子の最小セットで、細菌の富栄養培地で自由生活性の有機体を複製するために必要な情報を備えている」という。 これに対し、カナダの国際市民団体ETC Groupは6月7日午前(米国時間)、申請を批判する内容の声明を発表した。ただしこの声明は、「Microbesoft」[microbe=微生物]といった言葉を使ったり、クローン羊『ドリー』を引
松岡農林水産大臣の自死には驚きました。ただ第三者としての第一感は、初老の男性にみられる突発的な自殺、最近言われるようになってきた男性更年期の心身失調によるそれではないかというものでした(参考)。ご冥福を…。 現在、45歳から65歳までが初老期とされています。62歳の松岡氏はまさにその中にいます。統計による中高年男性の自殺率は人口10万対で50以上。これは同年代の女性の三倍以上にのぼり、明らかに有意な多さを示しているとされます。資金管理団体の光熱水費の処理問題や緑資源機構の官製談合事件などの説明責任が問われてはいましたが、今の時点でそれだけで自死を選ぶというのはどうにも唐突過ぎるように思えました。 これに絡んでは、夏の参院選が近づき、自民党内からも辞職を望む声が出てきていたというのが何より影響したのではないかなと個人的には感じます。「敵対する側」からの攻撃には強気に出られても、「友軍からの攻
スシ、刺し身が消える……11月17日からクロアチアで、高級魚クロマグロなどの漁獲規制強化を議論する「大西洋まぐろ類保存国際委員会」が開かれた。刺し身・すしネタとして馴染み深いマグロが、庶民の口、食卓から遠のくとマスメディアからも注目を集めている。しかし、遥かに深刻な研究発表が米科学誌「サイエンス」に11月初めに掲載されたのだ。ネイチャー・ニュースはこの研究を"Sayonara, sushi..."の刺激的なタイトルで伝えた。「スシが食べられなくなる 2048年までに世界の海産食品資源が消滅-新研究」(農業情報研究所)がカナダ・米国・英国・スウェーデン・パナマの国際研究チームによる仕事を紹介している。 「研究者は、生物多様性の喪失が海洋生態系にどれほど影響を与えるかを検証するために、世界各地の経験と50年以上の長期にわたる地域と世界の漁獲データを分析した。計算結果は、過去200年、沿岸の生物
死刑廃止問題を論じてきたが、実際に手を下すのは死刑執行人(刑務官)だ。私達は「死刑はやむを得ない」といっておけば、それだけでなんだか正義が実現されたような気にもなり、場合によっては仇討ちを助けたかのような安心感を得るかも知れない。 しかし、死刑が執行された場合、最初の犯罪も残酷なら、死刑という次の死も残酷だということはないのだろうか。死によって得られるものが本当にあるのか。実際に死刑を執行する刑務官はどう思っているのか。 「死刑執行人の苦悩」(大塚公子:創出版)は衝撃的な本だった。 著者の大塚公子さんは、現役の刑務官から話を聞くことはできなかったので、退官された方へのインタビューからこの本を書かれた(そのため、若干情報が古いことをあらかじめお断りしておく。もちろん死刑の本質が変わるものではないことも)。 ◆ 死刑執行とは 夕方の拘置所、黒塗りの車がすっと止まると、風呂敷包みをもった検察事務
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