江原氏番組「倫理に反する」…フジ「あるある」の教訓生かせず NHKと民放が作る「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は21日、フジテレビが昨年7月に放送したバラエティー番組「FNS27時間テレビ『ハッピー筋斗雲』」内でスピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏(43)が登場したシーンについて「倫理に反する」との審議結果を発表した。検証委は「(フジテレビ系列である関西テレビの)『発掘!あるある大事典2』の教訓が生かされていない」と反省を促した。 「初めに霊能師タレントありきの企画で、出演者への配慮を決定的に欠き、制作上の倫理に反する」―。評論家の立花隆氏らが委員を務めるBPOの検証委は「ハッピー筋斗雲」でのスピリチュアル企画を厳しく断罪した。 問題となったのは秋田県でボランティア活動に取り組む美容院経営の女性を紹介したもの。検証委が批判したのは「ドッキリカメラ的な」手法と江原氏