はじめに このシリーズではWPF、WCF、WFについて、Visual Studio 2005 Extensionsを用いたプログラミングを紹介していきます。シリーズ第2回となる本稿では、前回構築した環境を使い、WPFを用いたプログラミングについて説明します。 WPFの概要、インストール方法などについては、前回の記事を参照してください。過去の記事WPF(Windows Presentation Foundation)+XAML入門 前編 対象読者 本シリーズでは、C#でプログラミングを行ったことがある方を対象としています。特に本記事は、Windows Forms、ASP.NET開発経験があるならば、より内容を理解しやすいでしょう。WPFを利用したアプリケーション その1 では早速WPFを使ってプログラミングをしてみましょう。スタンドアロンWindowsアプリケーション 最初はボタンを押すとメ
.NET Framework 3.0とは Windows Vistaがいよいよ発売となりましたが、Vistaで追加されたさまざまな機能の土台となっているのが.NET Framework 3.0です。.NET Framework 3.0(旧称 WinFX)は、.NET時代のOSが提供する新たなAPIセットで、以前のWin32 APIのような関数指向のモデルではなく、オブジェクト指向の.NETライブラリとして提供されます。 .NET Framework 3.0の実体は、.NET Framework 2.0をベースとし、それにWPF(Windows Presentation Foundation)、WCF(Windows Communication Foundation)、WF(Windows Workflow Foundation)、WCS(Windows CardSpace)を追加したものと
前回は「.NET Framework 3.0がソフトウェア開発にもたらす価値とは?」と題し、.NET Framework 3.0の全体像と新機能の概要について解説した。 後編に当たる今回は、.NET Framework 3.0の主要コンポーネントであるWindows Presentation Foundation(以下、WPF)、Windows Communication Foundation(以下、WCF)およびWindows Workflow Foundation(以下、WF)を活用していく際の考慮点について触れていく。 1. .NET Framework 3.0のアプリケーション・アーキテクチャ WPF、WCF、WFの個別の話に入る前に、.NET Framework 2.0と比較した.NET Framework 3.0のアプリケーション・アーキテクチャについて簡単に見ておこう。非常に
いよいよ2007年にはMicrosoft Windowsの新版「Windows Vista」が登場します。米Microsoftにとっては,6年ぶりとなるクライアントOSの新版です。度重なる仕様変更や,それに伴う発売日の延期など,いろいろなことがありましたが,まもなく目の前にやって来ます。 Windows Vistaは,高速な検索,より強固なセキュリティ対策,RSS(Really Simple Syndication)を扱うAPI,新しいInternet Explorerなど,数多くの新機能が搭載され,Windows XPとはかなり違った印象のOSになります。 数ある新機能の中で,プログラマに最も関係が深いのは,新しいアプリケーション開発/実行環境である「.NET Framework 3.0」です。開発段階では,既存のWin32 APIを置き換える新しいAPI(開発コード名:WinFX)にな
2005年9月11日~16日の6日間にわたり、米国ロサンゼルスにて「Microsoft Professional Developers Conference(PDC) 2005」が開催され、世界中から数多くのデベロッパーが参加した。 PDCは、少し先(だいたい2~3年)のマイクロソフトのテクノロジや製品について、その技術仕様が確定する前の早い時期にデベロッパー向けに催されるテクニカル・カンファレンスである。そのため、発表すべき近未来の技術があまりなければ開催されない年もある。実際に最近では、.NETなどの発表があった2000年のPDCに続いて2001年、そこから飛んで2003年、そして今回のPDC 2005は前回から約2年ぶりに開かれたことになる。 従来PDCといえば大風呂敷を広げるような壮大なITテクノロジの夢物語が語られることが多かったが、今回は違った。もっと現実的で地に足が付いた内容
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