常にさまざまなバズワード(流行語)で彩られるIT業界。現在,最も旬な言葉を二つ挙げるとしたら,それは「Web2.0」と「SOA」(サービス指向アーキテクチャ)だろう。日経コミュニケーション編集部に属する筆者は,幸運なことに,この両者をテーマに取材できる立場にある。 そして,最近の取材中に感じるのは「“SOAの人たち”がWeb2.0に言及し始めた」という点だ。ここで言う“SOAの人たち”とは,伝統的なコンピュータ・ベンダーや通信事業者に属する方々のことである。これらの企業への取材中に,半ば雑談として「Web2.0をどう思いますか?」と話を向けると,筆者の予想以上に積極的な意見を披露してくださる方が多い。 ある通信事業者の幹部は「我々がGoogle Mapsのようなサービスをやれば,帯域やネットワークのコントロールを含めて,面白いことができると思う。ただ,ちょっとそこまでは手が回っていない」と
Ajaxがリッチクライアントの中で不動の地位を築いたことは、誰の目にも明らかになった。現在リッチクライアント業界で最も熱いのは、Ajax統合開発環境&フレームワークの開発合戦だろう。SOA/BPMベンダとして知られるTIBCOソフトウェア(以下、TIBCO)は、Ajax開発環境「TIBCO General Interface Version 3.1 Professional Edition」(以下、GI)の無償提供を始めた(2006年2月13日付のプレスリリース、米国時間)。米TIBCO プロダクト・マーケティング・ディレクター、Jeff Kristick氏に、Ajaxにいち早く対応したGIの開発背景について話を伺った。 ── 今回出荷されたGIは、Ajaxの開発ツールとフレームワークを組み込んだことで話題になっています。TIBCOのAjaxへの取り組みは、どのように始まったのですか。 多
RSS みたいな公開フォーマット(?)はパースしやすいし、手軽に使えるってのはいい。ただ、せっかく内部の情報を使えるのに、あえて公開 API を使う利点ってのはどこにあるのか、と。 以前の失敗を考えると、DB を使えるなら DB から直接データを取り出して、プログラム的に使いやすい形に整形する方が手間がないと思う。 on HTTP で流す情報も大本は DB な訳だし、DB ボトルネックもそれほど関係ないんじゃないのかな? 違うよー、DB 直接叩かないのはサービス間の密結合を避けるためなんです。疎結合。 二つ以上のアプリケーションからある一つのデータベースを直接叩くっていうことは、各アプリケーションがデータベースの場所を知ってる必要があります。もちろんデータベース周りの実装は抽象化したライブラリを使って共有するよ。でも、その二つのアプリケーションが同じサーバーに搭載されている保証はどこにもな
昨日、JavaOne Tokyo 2005において、「SOA as Web2.0 ? - SOA+DIでPOJOをリミックス」というBOF講演を行ってきました。8時からという時間帯にもかかわらず、(たぶん)100名以上の方にお集まりいただきました。ご来場いただき、ありがとうございました。 45分間という時間の中に、僕らの考えていることを凝縮ししたため、急ぎ足であったことは否めなのですが、お聞きした範囲では「面白かった」と頂けました。 さて、以下がパワーポイントの資料になります(11/11差し替え)。 SOA as Web2.0@JavaOne Tokyoe 2005講演資料(SOA_as_Web20_at_JavaOne_Tokyo_2005.ppt) デモアプリのソースコードですが、もうちょっとだけお待ちください。なにせ講演3日前に徹夜で仕上げたものでセットアップ手順がきれいに確立され
ここ最近、サービス指向アーキテクチャ(SOA:Service-Oriented Architecture)に関する記事や書籍が増え、開発者の間だけでなくエンド・ユーザーの間でもSOAに対する関心は非常に高まってきている。しかしその一方で、SOAの概念や考え方は理解できるが、どのように実装すればよいか分からないという意見も出始めている。 エンタープライズ・アプリケーション統合(EAI:Enterprise Application Integration)に代表されるアプリケーション統合の世界では、SOAに対する取り組みが数年前から始まっており、すでにいくつかの実証実験なども行われ、SOAに対するさまざまな教訓が得られている。 本特集では、このような現在のSOAの問題点を整理し、特にアプリケーション統合の観点からSOAに対してどのように取り組めばよいかについて、2回にわたり解説していく。 1.
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