宮城、福島両県で最大震度6強を観測した3月の地震で脱線した東北新幹線のE6系車両(7両)に関し、JR東日本は20日、事故に伴う車体内部への影響を確認できない点があるため使用廃止の手続きを進めると発表した。 宮城県利府町の新幹線総合車両センターへ4月上旬までに収容し、詳細に調査した。車体の外観に大き…
宮城、福島両県で最大震度6強を観測した3月の地震で脱線した東北新幹線のE6系車両(7両)に関し、JR東日本は20日、事故に伴う車体内部への影響を確認できない点があるため使用廃止の手続きを進めると発表した。 宮城県利府町の新幹線総合車両センターへ4月上旬までに収容し、詳細に調査した。車体の外観に大き…
阿武隈急行(伊達市)は17日、6月下旬に全線で運転を再開する見通しとなったと発表した。本県沖を震源とする3月の地震で被災し不通区間となっている保原―梁川間で今月23日、福島―保原間で6月下旬にも運転再開する。 全線再開までは引き続き、平日の朝と夕方に福島駅東口―梁川間の臨時代替バスを運行する。保原―梁川間については運転再開後、6月10日まで臨時ダイヤで運転し、同11日から通常ダイヤに戻る。 阿武隈急行は地震で線路や橋、駅のホームなどが大きく損傷した。このうち本県側の福島―梁川間で特に被害が大きかった。すでに梁川―槻木(宮城県柴田町)間で運転を再開している。 阿武隈急行の担当者は「利用者の皆さんには不便をかけている。一日も早い復旧に向けて工事を進めている」とした。全線運転再開の時期が示され、多くの利用者からは早期の運転再開を求める声が聞かれた。 代替バスを使い、伊達市から福島市の高校に通う矢
<読者から> 今年3月16日に発生した最大震度6強の地震で、東北地方の図書館が蔵書の落下に頭を悩ませているとの記事を読みました。 仙台市泉区にあるわが家も本棚からほとんどの本が落下してしまいました。しかし翌日午後に訪れた同じ泉区の書店2店では、いつもと変わらず書棚に整然と並んでいました。 本の並び順にも不自然さは見当たりません。書店は地震の揺れに対しどのような対策を講じ、発生後にどう対応したのか不思議でなりません。 もしかしたら企業秘密なのかもしれませんが、ぜひ取材していただけないでしょうか。 特別な対策なく、マンパワーで早期復旧 「読者とともに 特別報道室」に質問を寄せてくださり、ありがとうございます。本紙では、東北大付属図書館(青葉区)で38万冊が書架から落ちたという記事を掲載しました。宮城県図書館(泉区)でも40万冊が落下したそうです。 2店のうち八文字屋書店セルバ店によると、本や文
福島県相馬市で豆腐の製造販売を手がけてきた五十嵐豆腐店は、本県沖を震源とする3月の地震で建物が被害を受けるなどしたため、廃業を決めた。市内唯一の豆腐店で市民に長く親しまれてきた。店主の五十嵐修一郎さん(71)は「75歳までは続けたかったのだが、もう区切りを付けるしかない」と唇をかむ。 東日本大震災や昨年2月の本県沖地震の影響を受けながらも営業を続けたが、3月の地震では建物が傾き、全壊との判定を受けた。五十嵐さんは「もうこの年齢で直すのは無理だ」と悔しさをにじませる。 市役所近くに店を構える。五十嵐さんによると、明治時代にはすでに営業していたという。50年ほど前には市内に10軒近くあった豆腐店が、後継者不足などで店をたたむ中、五十嵐さんは妻のよし子さん(67)と店を切り盛りし、木綿豆腐や油揚げ、焼き豆腐などを製造し販売してきた。 豆腐はおなじみの青いパッケージに入れられ、小売店で販売され、市
壁が撤去され、骨組みがむき出しになった客室で、状況を報告し合う鈴木さん(右)と管野組合長=相馬市・トモエ屋旅館 福島県沖を震源として最大震度6強を観測した地震は16日、発生から1カ月を迎える。住宅被害は一部損壊、全半壊合わせて1万棟を超えた。被災者の避難所生活は長期化し、相馬市では14世帯19人が不自由な生活を余儀なくされている。度重なる災害で観光など産業への影響も深刻化している。 観光地・相馬市松川浦周辺にある旅館のほとんどは休業のまま。再開の見通しは立っておらず、経営者は不安を隠さない。 「今回の被害は桁が違う。お風呂が直れば、使える部屋だけで営業を再開したいが、5月の連休にはとても間に合いそうにない」。トモエ屋旅館の鈴木よし子さん(64)はため息を漏らす。昨年2月の本県沖地震では壁などに被害を受け、数カ月の休業後に宿泊客を迎え入れた。それから1年もたたずに起きた地震。浴場のボイラーや
2022年3月25日、東北大学附属図書館が、「東北大学附属図書館における福島県沖地震(2022年)対応記録」を公開しました。 3月16日に福島県沖で発生した地震による、3月24日時点の同館(本館・分館)の被害と対応状況について写真と共にまとめているウェブページです。 東北大学附属図書館における福島県沖地震(2022年)対応記録(東北大学附属図書館, 2022/3/25) http://www.library.tohoku.ac.jp/news/2021/TUL_EQ20220316report1.html 参考: 2022年3月16日に福島県沖で発生した地震による図書館への影響 Posted 2022年3月17日 https://current.ndl.go.jp/node/45803
内堀雅雄知事は20日、本県沖地震で発生した住宅被害のうち災害救助法で支援対象とならない「一部損壊」について、県独自の支援を「真剣に検討を進める」との考えを改めて示した。 内堀知事は「一部損壊の被害が相当数ある」との認識を示し、一部損壊住宅への支援の必要性を強調した。20日に自民党県連から地震への対応について要望を受けて考えを示した。 内堀知事は震度6強の地域を視察した印象として「瓦が落ちたり壁にひびが入るなどしているが、昨年2月の地震被害と比べて住宅の全壊や半壊は少ない。自主財源にしなければいけない部分が相当数ある」と述べた。 自民党県連の西山尚利幹事長らは、県庁で内堀知事に、早期復旧・被災者支援、中小事業者への支援、公共土木施設の早期復旧、原発の安全対策の強化の4項目を要望した。 岳温泉や矢吹視察 内堀知事は20日、地震で被害を受けた二本松、須賀川、矢吹の3市町の被災現場を視察し「被害の
福島県内で最大震度6強を観測した地震は、発生5日目の20日、約1万戸の断水解消を目指したが、全戸解消は21日以降にずれ込んだ。被災地を視察している内堀雅雄知事はこの日、中通りの温泉旅館などを訪問、必要な支援を国に求める考えを改めて示した。 県食品生活衛生課によると、断水が続いているのは相馬地方広域水道企業団の9250戸。20日中に全戸で通水が再開できると見込んでいたが、高所に水を送るための水圧不足などの影響で、一部の家庭に供給できていないという。 内堀知事がこの日、訪れたのは二本松市岳温泉の旅館、須賀川市の市民交流センター、矢吹町の複合施設の3カ所。臨時休館している岳温泉の旅館「陽日の郷 あづま館」の白坂拓司副社長は「昨年の地震の被害をようやく修復したところだった」と説明。内堀知事は「1年で2度も被災しており、必要な補助を国に強く働きかけたい」とした。 ◆ 環境省は20日、大熊町の仮置き場
JR東日本は、東北新幹線が不通になっている栃木県から岩手県までの区間で、19日の朝から臨時の快速列車の運行を始めました。 臨時の快速列車の運行が始まったのは、東北新幹線が不通になっている栃木県の那須塩原駅と岩手県の盛岡駅の間の上下線です。 このうち、仙台駅と那須塩原駅の間では臨時列車が上下線それぞれ1日2本運行され、3時間程度かかるということです。 仙台駅では、午前6時57分の出発を前にスーツケースを持った人などが列を作って並んでいました。 仙台市に単身赴任している50代の男性は「埼玉の自宅で家族との予定があるので、臨時列車が出るのはありがたいです。家族と会えるのが楽しみです」と話していました。 東京都の50代の女性は「卒業する大学生の子どもの引っ越しで手伝いに来ました。きょう引っ越しの荷物が東京の実家に届く予定で、何としても帰りたかったのでとてもありがたいです」と話していました。 一方、
宮城県内で最大震度6強を観測した16日深夜の地震を受け、被災者の生活関連情報を掲載します。 17日に休館、閉園した主な県有施設について、今後の見通しは次の通り。 【18日に再開】 東北歴史博物館(多…
最大震度6強を観測した地震で脱線し区間運休している東北新幹線をめぐり、JR東日本は18日、高架橋や駅ホームの土台といった土木構造物の損傷を、これまでの点検で計20カ所確認したと明らかにした。被害の全容把握にはさらに2~3日かかるとみられ、全面開通までは時間がかかりそうだ。 一方、同社は脱線車両の撤去に向け、車体を持ち上げてレールに戻す作業を数日中に始める意向を示した。福島―仙台間以外は、早ければ22日から段階的に再開できる可能性があるといい復旧を急ぐ。全線再開は4月以降とみている。 JR東日本によると、18日までに確認された被害は、ほかにレールのゆがみ10カ所、電柱の損傷24カ所、架線の切断2カ所など。被害調査と並行し修繕も進めているが、さらなる被害が判明して時間がかかることもあり得るという。 一方、高速道路は18日昼までに全区間で通行止めが解消した。
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