1日朝早く、東京・世田谷区で、京王線の電車が線路脇に倒れていた塀と接触した事故で、京王電鉄は雨量が社内規定の基準値に達していなかったため、線路の点検を行っていなかったことが分かりました。 京王電鉄は今後、再発防止策を検討することにしています。 1日午前4時半すぎ、東京・世田谷区で、京王線の始発の電車が線路脇に倒れていた塀と接触し、けが人はいませんでしたが、一部の区間がおよそ4時間にわたって運転を見合わせました。 京王電鉄によりますと、塀はコンクリート製で、高さおよそ2.5メートル、長さ5メートルにわたって倒れていて、乗務員を増員し、線路のメンテナンスなどを行う技術員も同乗して安全確認を行いながら電車を走行させていましたが、気付くのが遅れたということです。 一方、社内規定では雨量が基準値を超えた場合、技術部門の社員が徒歩で線路を点検することになっていますが、今回は基準に達していなかったため、