先月、鹿児島県の奄美大島で台風24号が接近したあと、根元からなくなっていた灯台が13日、250メートルほど離れた海底に沈んでいるのが見つかり、海上保安部は今後、引き揚げて詳しい原因を調べることにしています。 奄美海上保安部によりますと、12日から音波探知機を使って周辺の海を捜索していたところ、13日の午後、およそ250メートル離れた水深13メートルの海底に灯台が沈んでいるが見つかりました。船の行き来に影響はないということです。 これまでの調査で、灯台を基礎に固定するステンレス製のボルト16本が、全部内側からさびていたことがわかっているということで、海上保安部は今後、灯台を引き揚げて詳しい原因を調べることにしています。 この問題を受けて、海上保安庁は全国に400余りあるボルトで固定するタイプの灯台などを、来年3月までに緊急点検することを決めています。