【1月17日 AFP】1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から、17日で30年を迎えた。地震発生時刻の午前5時46分、夜明け前の被災地各地で黙とうが捧げられた。 神戸市の大部分を壊滅させ、6434人の命を奪ったマグニチュード(M)7.2の地震は、第2次世界大戦以降の日本で2011年の東日本大震災に次ぐ甚大な被害をもたらした。 母親と妹を亡くした男性はNHKに対し、この30年、似た人を見るたびに、今もどこかで生きているのではないかと思ってしまうと語った。 世界の大規模地震の約5分の1が集中する日本で、阪神・淡路大震災の被害は地震対策の大幅な見直しを促した。 阪神・淡路大震災では、建物の倒壊で住民数万人が生き埋めになり、高速道路の橋脚や橋桁、鉄道の線路が破損し、発生した火災は木造住宅が密集する市街地に燃え広がった。 また繁忙を極める港湾地域への甚大な被害は神戸の経済に大打撃を与え、数