慌てん坊の、つば九郎サンタ…。ヤクルトの公式マスコットつば九郎が25日、意気揚々と都内の球団事務所へやって来た。 サンタクロースのコスプレをして、るんるん気分でエレベーターのボタンを押した。4階に着くと、いつもと違う。どこか、事務所の照明が暗い。人の行き来もない。どんよりとした雰囲気。首をかしげながら、正面の扉へ向かうと、1枚の張り紙を見てしまった。 「つば九郎殿 2025年度の契約更改ですが、話し合いの日程を何度も書面で送りましたが、送り先不明と戻ってきました。つば九郎ハウスから、早く新しい住所を決めてください。次回交渉は2025年1月お待ちしています。メリークリスマス! よいお年を」 ぼうぜんと立ち尽くす鳥。無理もない。球団は前日24日に仕事納めを行っていた。誰もいない訳である。そして、送り先不明なのも明確な理由があった。神宮外苑の「つば苦労ハウ巣」は、9月29日を最後に営業終了。明治