北國新聞の「雷雲から電気エネルギー収集、蓄電 金沢工大・饗庭教授がシステム考案」記事によると、金沢工大産学連携室の饗庭貢教授(電気工学)が、雷雲から電気エネルギーを収集して蓄電するシステムを考案したそうです。 これは電気二重層キャパシタの進歩で実現可能になったそうで、饗庭教授は1977年からピアノ線をつけた超小型ロケットを雷雲の中に打ち上げる実験を始め、ピアノ線の端に放電電極を取り付けて雷の電気で水を温める「雷温水器」の開発に成功したそうです。 金沢工大で行った観測によると、雷が多い冬では1か月に105回の電流が計測されたそうで、これは推定で400kWhと、1世帯で必要な電気がほぼまかなえる量に相当するそうです。