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発光トビムシの正体を解明!動画の撮影にも初成功長年「トビムシに発光種がいる」ことは世界的に指摘されていましたが、種が特定されていないのと、本当に光るのか科学的に確認されていないことから、その正体は謎に包まれていました。 そんな中、日本産の赤いトビムシは、発光する様子が世界で唯一写真に収められており、調査対象として大いに期待されています。 しかし、種を特定する手がかりとなる「DNAバーコード」は得られているものの、トビムシ類は分類学的に混乱しており、種名の決定にはいたっていませんでした。 DNAバーコードとは、生物のもつ遺伝情報のうち、生物種の識別ができるほどの変異がある領域のことを指します。 名前を知りたい生物のDNA情報を読み取り、既知種のデータベースと照合することで、あたかもバーコードを読み取るかのように種名が同定できるのです。 ただし、学名が付いている種のDNAバーコードが事前に得ら
ジムに通ってコツコツ運動しても、ストイックに追い込んだトレーニングをしても、なかなか思うような効果が出ないと感じる人も多いなか、「高強度、短時間、間欠的」のシンプルなタバタトレーニングが世界じゅうで人気です。欧米のアスリートや俳優やモデルなども、タバタトレーニングを取り入れて効果を実感しているコメントが寄せられています。もともとは、アスリートのチームで経験的に組まれたプログラムが基本になったものですが、著者はさまざまなデータを取り、実験や研究を重ね、科学的に裏づけを取り、プログラムを確立しました。アスリートから高齢者まで、それぞれに合った「高強度、短時間、間欠的」な運動であれば、体力をつけ、パフォーマンスを出すことができる理由を徹底解説。10代から高齢者まで年齢別に、また「趣味のスポーツのパフォーマンスを上げたい」「体力をつけたい」「筋肉を増やしたい」「健康維持」など目的別のトレーニングを
新発見鉱物「ポワリエライト」から太陽系の誕生、地球の中身が見える 新鉱物ハンターが解説「高圧鉱物」の世界1 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の高知コア研究所は、高知龍馬空港のすぐ近くに立地する高知大学物部キャンパスの一角にあります。これまで、海底下から採取した「コア試料」から得られるさまざまな科学的知見や、「地震研究」における新しいアプローチなど、高知コア研究所が担う役割を紹介してきました。 この研究所が所有する世界でも有数の高精度の分析装置を駆使した研究を取り上げます。それが特殊な条件下で生成される「高圧鉱物」の分析です。「高圧鉱物」を調べることで、地球を含めた太陽系の謎に迫ろうとする研究なのです! お話をうかがった、JAMSTEC高知コア研究所 物質科学研究グループの富岡尚敬主任研究員は、「新鉱物ハンター」として知られる研究者。2021年には「ポワリエライト」と名づけられた新しい高圧
地球科学というと、「フィールドワーク」というイメージが強いかもしれません。とくに岩石や地質についての研究をするには、山や川はたまた海へ出かけて、おもしろい岩石を採取したり地層の観察をしたりする必要がありそうです。 しかし、フィールドワークではどうしても手の届かない領域があります。「地球の中身」です。じつは、人類は地殻を掘り抜いてマントルに到達したことすらありません。 にもかかわらず、地球内部の様子が描かれた絵をよく見かけます。物の本には、「マントルはカンラン岩できている」とか「コアは鉄でできている」などと書いてあります。こうした事実を明らかにしたのは、地球科学界の「椅子の男(guy in the chair)」、つまり実験室を主戦場とする地球科学者たちでした。 近年、画期的な実験結果をいくつも報告してきた、日本地球科学界を代表する「椅子の男」が『地球の中身——何があるのか、何が起きているの
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