ソウル支局 安永和史記者の解説です。 Q.一夜明けて韓国内での廃案の受け止めは? A.議案の廃案という形で、いったんは弾劾は回避されましたが、韓国国内では依然としてユン大統領に対し、厳しい視線が向けられています。 8日午前5時前に、こちらのソウル支局から歩いて5分ほどの場所にある韓国の国会の前に行きましたが、氷点下の中、100人近くの人びとが集まり、議案が廃案となったことを受けてあらためて「ユン大統領を弾劾すべきだ」などと訴えていました。 このうち、ソウル近郊から来たという大学生は、「いまだになぜ非常戒厳が宣言されたのか十分な説明がなく、納得できないのでここに来た」と話していました。 7日、ユン大統領は国民向けの談話を出しましたが「今回の非常戒厳の宣言は、国政の最終責任者である大統領としての切迫感から来るものだった」と言及するにとどまりました。国内外に大きな衝撃与えたユン大統領に対し、十分