関西空港で働く従業員などで「はしか」の感染が相次ぐなか、ワクチン接種により感染症を防ごうと活動している団体が都内で集会を開き、子どもたちが感染するリスクを減らすワクチン接種の大切さを訴えました。 ワクチンで防げる感染症のうち、はしかについては、関西空港で働く従業員などに患者が相次いでいるほか、千葉県内でも病院の待合室にいた人など19人の患者が報告されていて、患者の増加が懸念されています。 集会には、予防接種を受ける前の赤ちゃんのころに感染したはしかのウイルスが原因で、小学2年生のときにSSPE=亜急性硬化性全脳炎という脳炎を発症した辻海人さん(18)と両親が参加しました。母親の洋子さんは「社会全体で子どもたちを守るために、子どもだけでなく免疫のない大人もワクチンを接種してほしい」と訴えました。 15団体はこのあと、塩崎厚生労働大臣に要望書を提出して、はしかの感染拡大を防ぐため、ワクチンの接