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地政学に関するutushiのブックマーク (8)

  • なぜか報道されない安倍総理のセキュリティダイアモンド構想

    プラハに拠を置く国際NPO団体「プロジェクトシンジケート」のウェブサイトに、12月27日付けで安倍晋三首相の英語論文が掲載された。しかし国内メディアはこの論文に沈黙を守っている。安倍総理は何を語ったのか。 今、日では奇妙奇天烈な事態が起きている。日の総理大臣が英語で世界に訴えた論文を、当の日メディアが一切取り上げようとしないのだ。 そもそも安倍総理が英語で論文を発表していたということ自体、初耳だという人がほとんどなのではないか。 安倍総理が論文を発表したのはプラハに拠を置く国際NPO団体「プロジェクトシンジケート」のウェブサイトである。プロジェクトシンジケートは世界各国の新聞社・通信社と提携しており、各国要人のインタビュー記事を配信するなど実績あるNPOだ。 その格調高さは安倍総理以外の寄稿者の顔ぶれを見ても一目瞭然だろう。ジョージ・ソロス、ジョセフ・スティグリッツ、ビル・ゲイツ

    なぜか報道されない安倍総理のセキュリティダイアモンド構想
  • 中国との対し方  高坂正尭著「海洋国家日本の構想」 - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦後日の針路をどう考えるべきか。それを世に問うた名著が高坂正尭先生の「海洋国家日の構想」です。これは冷戦中に書かれたなのです。しかし今これを読み直せば「なんと、これは今現在の問題じゃないか」と思わせる記述が多くあります。 「東洋の離れ座敷」から「極西の国」へ 日は特殊な位置にあります。中華文明から近からず、遠からずの場所です。ために中華文明を大いに輸入しながら、漢化されることがありませんでした。中華に近すぎるが故に中華のフルコピーを目指さねばならなかった地域には到底不可能だったことです。この傾向ははるか古代からある、と著者はいいます。 日に入ってきた最初の中国文明を代表するものとして、銅鏡がいかに日化されたかという過程は、その後のすべての日中国の交流を象徴しているように思われる。 日人は、中国人にとっては宗教的な意味があった怪獣紋を純粋に装飾として扱い、それがいつのまにか

    中国との対し方  高坂正尭著「海洋国家日本の構想」 - リアリズムと防衛を学ぶ
    utushi
    utushi 2010/05/06
    「極西」といった言葉を作り出してしまうあたりから高坂正尭先生の地政学的な世界解釈が伺える。凄い人だ。
  • 中国のパワーの地理 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れておりまして、半袖でも出歩けるような暑さになりました。つい一週間くらい前まで冬のような気候だったことがまるでウソのようです。 さて、またまたカプランの地政学分析の記事を。今回は「中国もの」です。 おそらく以下の記事は現在のフォーリン・アフェアーズ誌にのっている巻頭記事の要約版かと思われます。いつものようにポイントフォームで。 ============= The Geography of Chinese Power By ROBERT D. KAPLAN Published: April 19, 2010 ●中国は地理的にあまりに恵まれているために、この国の活発な経済と自己主張を論じる時には「地理」というものが見落とされがちだ。 ●しかし地理は決定的に重要である。なぜならそれは、たとえ中国のグローバルパワーへの道が一直線ではなくても、結局はここが地政学の中心地に位置するこ

    中国のパワーの地理 | 地政学を英国で学んだ
  • 真珠の首飾り戦略:離れた真珠 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は朝から曇っており、昼過ぎから雨が降りました。 明日は学会で発表があるのですが、レジメ作りはさっさと終えて、今は次に出るのゲラ直しをしております。なかなか終わらないので出版社に迷惑かけっぱなしですが(苦笑 さて、今日はアメリカのネオコン系のシンクタンクであるAEIの研究員による「真珠の首飾り」戦略のネタを。 ================== China and the Lost Pearls By Michael Mazza ●日韓国にとって過去十年間は厳しいものだった。北朝鮮はミサイルを発射して核開発計画を実行し、中共陸軍は急速に近代化し、中国海軍は積極的な動きを始めたからだ。 ●これはアメリカの同盟国である彼らにとって冷戦終結後の最大の脅威だが、この事態はさらに悪化するだろう。 ●中国のある会社は日海に面した北朝鮮の羅津港の桟橋を再建しており、まずは今後10年間借

    真珠の首飾り戦略:離れた真珠 | 地政学を英国で学んだ
    utushi
    utushi 2010/04/24
    中国の地政戦略
  • 地政学を英国で学ぶ : 北極海の地政学:その2

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部はまたまたよく晴れましたが、とにかく気温が低めでした。夜になると完全に冬ですね。 珍しく論文作業はお休みにしまして、今日はコースメート三人で出かけてまいりました。 メンバーは、地政学を研究している日人の私と、戦略文化をやっている韓国人、そしてこの間無事にドクターになった愛国共産党中国土人という、日韓中の「東アジア三人衆」でした。 こうなるとお互い戦略学が好きなもの同士で、東アジアの情勢について色々と面白い話ができます。電車で出かけたのですが、予想通り話が盛り上がりすぎてしまい、周りのお客さんに少々迷惑だった場面も(苦笑 一番盛り上がったのはやはり北朝鮮ネタでして、これに関しては韓国人の彼が爆弾発言をしております。どういうことかというと、 「金正日が死んだら、その混乱に乗じて韓国の特殊部隊を平壌に派遣して軍部を

    utushi
    utushi 2008/10/02
    北極海をめぐる対立関係。
  • 地政学を英国で学ぶ : マハンの地政学:その1

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は朝からよく晴れてまして、気温は低めですがとってもさわやか。これはあとで出かけないといけませんな。 高知沖に国籍不明の潜水艦が航行しているそうですが、これは中国のものなんでしょうか? さて、グルジア問題がとりあえず戦略レベルの問題では一段落した様子なので、これをきっかけに初期の地政学者であるマハンの地政学の理論について書かなければいけないと考えております。 なぜかというと、今回の紛争でマハンの地政学の理論(テーゼ)を参考にすると、けっこう色々なことがわかるからです。 もちろんマハンのことを書いている日語の文献は(翻訳物を含めて)その数はかなり多いのですが、マハンの「地政学の理論」について詳しく書いたものは(拙著を含めて:苦笑)ほぼ皆無という状況だからです。 ということで自身の反省の意味も込めまして、今日からこの辺

    utushi
    utushi 2008/09/18
    マハン地政学の解説。以後数エントリに続く。
  • 地政学を英国で学ぶ : メドベージェフ・ドクトリン

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は晴れ時々曇りでしたが、とにかく朝晩の冷え込みが厳しくなってきまして、陽気は完全に秋です。夜になると暖房入れてます。 ここ最近になって色々なところで地政学的な事件が起きているので、それを追いかけるだけでも大変なのですが、自分の論文のほうもようやく調子にのってきた感じなので、なかなか事件を追いかけきれておりません。 その中で少し気になったのが、ロシアのメドベージェフ大統領がEUを牽制するために発した「外交5原則」というもの。 === 露大統領が「外交5原則」EU首脳会議前にけん制、強気姿勢 9月1日9時25分配信 産経新聞  【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領は8月31日、国内テレビ局とのインタビューで「ロシアには特権的利益を有する地域がある」などと述べ、グルジアに侵攻を続ける自国の行動を正当化した。

    utushi
    utushi 2008/09/03
    ロシアの新ドクトリンについて。
  • 地政学を英国で学ぶ : グルジア紛争とロシアの立場

    ↑リアリズムと地政学↑ イギリスでの留学生活を実況生中継。今日のイギリス南部は雲が多いにもかかわらず日中は日が差しまして、とりあえず半袖でも外を出歩ける程度まで気温が上がりました。 グルジア紛争についてですが、そういえばネオコン派の中でも最も洗練された議論をすることで有名なロバート・ケーガンが、ウィークリー・スタンダードのカバー記事で、またまた読ませる論文を書いてました。 History's Back Ambitious autocracies, hesitant democracies by Robert Kagan 題名からして完全にフクヤマへのいやがらせですが(苦笑)、その他にも名前には出してませんがリアリストであるザカリヤへの当てつけとも言えることを書いていたり、ニーバーやモーゲンソーの引用を使っていたりと、なかなか読み応えのある説得力のある議論を展開しております。これも必読文献に

    utushi
    utushi 2008/08/18
    ロシア視点ではNATOにより包囲されているように見える。
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