大阪市営地下鉄の回送電車内で喫煙した男性運転士(41)が、受けた停職1年の懲戒処分が重すぎるとして、処分の取り消しを求める訴訟を近く大阪地裁に起こす方針を固めた。 同市交通局によると、運転士は6月20日、千日前線で信号待ち中の回送電車運転室でたばこを1本吸い、7月17日付で処分を受けた。停職1年は、免職に次ぐ重い処分。市営地下鉄では、4月に喫煙が原因で列車が遅れるなどのトラブルが起きるなど、喫煙を巡る不祥事が相次ぎ、職務命令で職場での喫煙を禁止している。 関係者によると、運転士は「なぜ1年なのか分からない。処分が重く生活が成り立たない」と話しているという。