道路標識は縦書だった!明治から何度も改正された道路標識の歴史 道路標識のルーツは、1899年(明治32)6月に警視庁が定めた制札制文例といわれている。その後、大正・昭和と自動車社会の発展ともに、道路標識のデザインも変遷を重ねてきた。その歴史を紹介する。 最初のデザインは縦書きだった 1962~3年の兵庫県西宮市西宮神社付近の国道43号にあった最高速度の道路標識(写真右)。樹木で半分隠れているが、現在のような丸い形ではなく、長方形で小ぶりだ 写真=にしのみやオープンデータサイト/にしのみやデジタル・アーカイブ (https://archives.nishi.or.jp/04_entry.php?mkey=12685) 日本で自動車が公道を初走行したのは、1898年(明治31)1月の築地から上野だった。その翌年6月に警視庁が東京府の道路に関する制札の様式を統一する「制札制文例」を通達。これを道