1 本校教官の意見発表に対する防衛大学校長所感 本年 6 月 30 日付で集英社オンラインにおいて、本校所属の等松春夫教授のインタヴュー 記事(防衛大現役教授が実名告発: 自殺未遂、脱走、不審火、新入生をカモにした賭博事件- -改革急務の危機に瀕する防衛大学校の歪んだ教育)および教授のより長い論考(危機に瀕す る防衛大学校の教育)が発表されました。 本校にとって重要な事案であり、 看過することは適当でないと考えますので、 学校を代表 する者として、少しばかり発言させていただきたいと思います。ただし、多数の論点に逐一 反論する時間はありませんので、主要な論点に絞りたいと思います。 [公表に至るまでの経緯] 本件においては、 部外意見発表手続きの一環として、 事前に草稿をいただいていました。 その内容について、 若干事実について異なる部分など指摘させていただきましたが、 内局と も十分協議した
安保三文書(国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画)の改訂が大詰めなのだそうだ。年末までに何とかしなければならないという金切り声や、防衛費大幅増額に両手を挙げて歓喜する関係者の様子を眺めながら、「日本は国を守れない」という気持ちを強くしている。打ち出された防衛費の使途を見ても、国家の安全を守ろうとする強い責任感が感じられず、ひたすら買い物リストが作成されていく様は幼稚ですらある。 ロシアのウクライナ侵攻に触発されて、中国が台湾や日本に軍事的な触手を伸ばしはしないかとの懸念が生まれたのは無理もないことだ。日本は中国、ロシア、北朝鮮に囲まれており、それに備えるという認識も間違っていない。 しかし、何に対してどのように備えるのかとなると、整理が必要になる。 まず、中国、ロシア、北朝鮮とも日本を占領するだけの渡洋上陸作戦の能力はない。一方、日本を攻撃できるだけのミサイル能力は備えてい
○注目を集める防衛研究所の「専門家」たち ロシアのウクライナ侵攻の問題で、防衛省防衛研究所の研究者がメディアに登場し、軍事、国際関係、安全保障などの様々な側面から解説を行なっている。防衛研究所に在籍したものとして、かつての同僚などがあのような形で活躍していることは非常に嬉しい。特定の個人名を出すと、それ以外の、素晴らしい研究を行なっているのに、ここで名前を出さない人が活躍していないかのように受け取られるため、あえて漠然と全体を指して、その活躍を全体の中で評価したい。 防衛研究所がここに至るまでには、長い歴史がある。それは、軍事・安全保障論や、国際関係論が日本でどのように扱われてきたか、という歴史そのものかもしれない。また、政策研究という分野が、日本国内で成熟しきれない原因は、防衛研究所と日本の論壇との関係を辿ると、その一部は理解できると思う。さらに、大学と防衛研究所の関係では、今日でも緊張
U.S. Air Force Lt. Gen. John L. Dolan, commander of U.S. Forces Japan and 5th Air Force, right, and Rear Adm. Naoki Sonoda, commander of Japan Maritime Self-Defense Force, Fleet Air Wing 31, left, say their goodbyes at the Japan Maritime Self-Defense Force hangar, Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, Sept. 29, 2015. Dolan set aside time during his brief stop at the station to reconnect with th
12月18日に閣議決定された防衛大綱。メディアの注目を集めたのはいわゆるいずも型護衛艦の「空母化」問題だったが、その議論は防衛戦略の有効性を検証する上では、本質的ではない。防衛大綱とはどのような性格の文書なのか、防衛戦略とはどのように組み立てられるものなのか、評価をしてみたい。(前編はこちら) 30大綱のキャッチフレーズ 「多次元統合防衛力」とは 30大綱のキャッチフレーズである「多次元統合防衛力」とは、陸・海・空の従来領域のみならず、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域とが組み合わさった戦闘様相に対応するため、「個別の領域における能力の質及び量を強化しつつ、全ての領域における能力を有機的に融合し、その相乗効果により全体としての能力を増幅させる領域横断(クロス・ドメイン)作戦により、個別の領域における能力が劣勢である場合にもこれを克服し」「平時から有事までのあらゆる段階における柔軟かつ戦略
2018年12月18日、政府は新たな「防衛計画の大綱(防衛大綱)」と「中期防衛力整備計画(中期防)」を閣議決定した。 発表に際して特にメディアの注目を集めたのが、いずも型護衛艦の改修およびF-35Bの導入に絡む、いわゆる「空母化」問題であった。防衛大綱は、中長期的な自衛隊の体制を示す文書であるから、特定の装備品の取得・改修に注目が集まるのも無理はない。しかし、護衛艦や戦闘機といった単一の装備品だけを見ていても、防衛大綱が描こうとする日本の防衛戦略の全体像を評価することはできない。まして、「攻撃型空母」や「多用途運用護衛艦」といった空母の定義をめぐる議論や、それが専守防衛の原則に反するかどうかといったような議論は、(政府説明の正当性を問うべき論点ではあっても)防衛戦略の有効性を検証する上では直接関係のない、本質から外れた議論である。 そこで本稿では、(1)防衛大綱とはどのような性格の文書なの
アメリカのトランプ大統領は就任以来たびたび「日本はすごい量の武器を買うことになる」と高額兵器の商談による貿易赤字解消をアピールしてきました。しかし意外なことに、実はまだ現時点では「トランプ大統領の言いなりで買わされた」といえる兵器の大型商談は一つもありません。あくまで現時点ではの話ですが、トランプ大統領が就任する以前から日本側から購入を打診していたものしかないのです。 イージスアショア トランプ大統領が就任したのは2017年1月からですが、日本が新しい弾道ミサイル防衛システムとしてイージスアショアないしTHAADを導入する方針はそれ以前から既に話は出ていて、2016年にも報じられています。 複数の関係者によると、防衛省は来年度から取り組む予定の新型迎撃システム導入に向けた研究を、今年度中に開始することを検討。3次補正が編成されれば、来年度概算要求に盛り込んだ6000万円を前倒す考え。 新型
最近のコメントヤフオクで購入したオオクワガタ幼虫は大きくなるのか に 濱野真志 よりヤフオクで購入したオオクワガタ幼虫は大きくなるのか に futamiryu よりヤフオクで購入したオオクワガタ幼虫は大きくなるのか に 濱野真志 よりマット飼育でオオクワガタ♀56.3ミリ羽化 に futamiryu よりマット飼育でオオクワガタ♀56.3ミリ羽化 に 濱野真志 より アーカイブ 2023年8月 (2) 2023年7月 (4) 2023年6月 (3) 2023年5月 (3) 2023年4月 (4) 2023年3月 (5) 2023年2月 (4) 2023年1月 (3) 2022年12月 (4) 2022年11月 (5) 2022年10月 (4) 2022年9月 (4) 2022年8月 (5) 2022年7月 (3) 2022年6月 (4) 2022年5月 (4) 2022年4月 (4) 20
平和安全法制関連法案の審議が進む中、にわかに注目を集める「自衛官の自殺」。現在、事実とはかけ離れた数字や内容が独り歩きしています。そこで、「事実」を共有すべく、防衛省が作成した資料をお示ししたいと思います。 【自衛官の自殺死亡率】(概数) 一般成人男性(40.8人) > 男性自衛官(35.8人) > イラク派遣自衛官(33.0人) イラク特措法に基づき派遣された自衛官の「平均自殺死亡率」は、一般成人男性(20歳から59歳)のそれに比べて、「低い」ことが明らかになりました。計算方法や数値など、細部は下に示した資料をご覧下さい。 ※ 資料に関する訂正(右上段。自殺死亡率の計算方法について) × 対象となる母集団の構成要因 ○ 対象となる母集団の構成要員
番外~三島 陸教後期 近況報告と合コン編~/番外~陸教(それぞれの旅立ち)編~/番外~三島 候補生であるがゆえ ~恋愛~ 苦しみ編~ /番外~三島 新隊員編 負け犬たちの夜 前編/後編 911狂想曲 前編/後編 新兵の受難 前編/後編 駐屯地の怪談 前編/後編 2005年クリスマスイブ特別企画イブの弾薬庫 本編 フェスティバル! 前編/中編/後編 進め銀輪部隊! 前編/後編 自衛隊法第83条 前編/中編/後編 新軍事ドラマ「中隊本部」blog Link ネット小説ランキング>現代コミカル部門>「新軍事ドラマ「中隊本部」」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)m(__)m
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く