【竹石涼子】妊娠中の喫煙は低体重など赤ちゃんへのリスクが指摘されているのに、たばこを吸う妊婦が24歳以下では1割もいることがわかった。その夫は6割以上にのぼる。環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)の中間報告で23日公表された。 全国約3万3千人の妊婦を調べたところ、5%が「現在も吸っている」と回答した。年代別では24歳以下が10%と最も多かった。妊婦の夫約3万2千人の喫煙率は全体で45%。24歳以下の妊婦がいる夫は63%だった。これだけの規模で妊婦とその夫を対象にした喫煙率の調査は全国で初めて。 厚生労働省やJTの調査によると、喫煙率は女性が10%前後、男性では30〜40%。調査方法が異なるため単純に比較できないが、調査班の山縣然太朗・山梨大医学部教授は「若い父親の喫煙率が高い。受動喫煙の影響が懸念される」と話している。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただ