まだまだ世間は正月休みの余韻が十分残っているようで、まだお屠蘇気分が私も抜けていないので、少しだけ広いお話を。 「今時の若い者は・・・」が出てくると故老の証拠なんですが、出てくるときにはひとつの原則があるように思います。この言葉は文明なり文化が進んで社会が豊かになるときに頻用される気がします。社会が豊かになる時は前世代より次世代の方が豊かで便利になっています。前世代のほうが厳しい環境で仕事を覚え、働いていますので、次世代がもっと豊かな環境、少なくとも前世代では考えられないような環境で発育して、前世代より安楽に次世代が育っているのを見ての感想のような気がするのです。だから世代が下るにつれて厳しくなる環境ではあまり出ないセリフのような気がしています。厳しくなっている環境で出てくるセリフは「今の子は大変やな〜」です。つまり前世代の時にはそこまでの要求がなされなかったのにとの感想です。 社会とまで