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ゲーム理論に関するudyのブックマーク (8)

  • 資本主義にはいろんな形があっていい:日経ビジネスオンライン

    ―― まず、従来の経済理論と比べて、ゲーム理論は画期的であると言われていますが、どのような点が画期的だったのか教えてください。 安田 経済学者には、複雑な社会現象や経済現象を分析する時、どうにか単純化して数理的に分析をしたいというモチベーションがあります。しかし現実の現象を単純化するのは、とても難しそうに思えますよね。 経済の問題だけでなく、人と人とのつき合いや、企業の部署間での足の引っ張り合いのようなものも、できれば理論的に解き明かしてみたいと思うもの。でも、そうしたことを研究対象としてどう切り取るかは、実に難しい。かつては、こういったテーマについては、数学や理論的な分析が出る幕はあまりなく、何となく観察して分析するしかない状況でした。その流れをがらっと変えたのがゲーム理論だったのです。 それまでの経済理論と何が違ったのか。それは、ゲーム理論という名前の由来となっている「ゲーム」にヒント

    資本主義にはいろんな形があっていい:日経ビジネスオンライン
  • イスラエルのしっぺ返し戦略 - マーケットの馬車馬

    The Economistの先週号と今週号の記事を読んでいて「うまいこと言うなぁ」と思ったのは、イスラエルの戦略をtit-for-tat戦略であると表現していた点だ。Tit-for-tat戦略というのは、何らかの交渉事において、「とりあえず最初は相手と協力を試み、相手に裏切られたらこちらも裏切り、相手が協力する限りはこちらも協力し続ける」という、ゲーム理論ではおなじみのしっぺ返し戦略の一種だ。単純な割に効果の高い戦略として知られている(注1)。 実のところ、これはイスラエルの「抑止力戦略」そのものだ。敵国から攻撃を受けたら、あらゆる手段を用いてでも、倍返し三倍返しで反撃する。それを学んだ敵国は「イスラエルを攻撃すると後が面倒だ」と、攻撃そのものを控えるようになる。(原則としてこれは自衛のための戦略であるという点に注意。)この観点から見れば、死者の数に著しい不均衡が生じるのは、もともとの戦略

    イスラエルのしっぺ返し戦略 - マーケットの馬車馬
  • 和魂と洋才と医療の崩壊(上) - マーケットの馬車馬

    前回、ギルド社会で赤の他人を信用できるのは評判メカニズムのおかげであり、そしてその信頼関係は異分子の混入に対して脆弱なので、ギルド社会は質的に排他的にならざるを得ない、ということを書いた。それこそが銭湯などでの「日人は外人を差別する」というお約束の主張につながっていくのだ、という所で〆たわけだが、別に異分子とは外人に限らない。ギルド社会が機能不全に陥れば、誰だって異分子になってしまうのだ。今日はそんな話を。 人間社会と人間の意識、そして人間の選択 医療の話に入る前に、前々回のおさらいもかねて評判システムのメカニズムをもう一度確認しておきたい。とある社会に多くの人がいて、この人々は互いに協力しながら頑張って生きているとしよう。そして、世の中の常として、裏切りは少なくとも一時的には得になる。仕事をサボって相手に押し付ける、売上金パクって逃げる、などなど、挙げればきりが無い。 もし裏切られた

    和魂と洋才と医療の崩壊(上) - マーケットの馬車馬
    udy
    udy 2007/12/03
    制度設計の大切さ。
  • ボーナスは、モラルハザードへの対抗策なのだ〜契約理論の第一歩 | WIRED VISION

    ボーナスは、モラルハザードへの対抗策なのだ〜契約理論の第一歩 2007年11月14日 コメント: トラックバック (0) (これまでの 小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」は こちら) 前回 は、「リスクシェアリング」という考え方を紹介した。 この理論によれば、給与が固定給なのは、法律でそうなっているわけでも、経営者が労働者を搾取しているわけでもない。要は、経営者が「リスク中立的」で、労働者が「リスク回避的」な場合、すべての利益の変動は経営者がかぶり、労働者の取り分のほうは一定にするというのが双方にとって最適な契約だからそうなる、ということだった。 具体的には、以下のような状況で考えた。 「企業はリスク中立的な経営者1人とリスク回避的な社員1人の雇用契約から成る。雇用契約が成立した場合、毎月の利益は50万円か30万円かどちらかが五分五分の確率で起こるとし、どちらが起きたかは経営者にも社員

  • clast - 囚人のジレンマ~「クールビズ」編

    2005年、環境省から「クールビズ」という画期的なキャンペーンがスタートした。「クールビズ」とは、オフィス内のエアコンの過剰な稼動によるエネルギー消費を省けるように、ホワイトカラーのビジネスマンたちに夏の数ヶ月間はジャケットを脱ぎ、ネクタイをはずすことを奨励したものである。このキャンペーンはいくぶん浸透しているものの、その広がりは停滞しつつあるように思われる。開始から2年の月日が経ったものの、「クールビズ」は7・8月のビジネス界においていまだに「スタンダード」とは言えない。 「クールビズ」の普及を阻止している要因は、1950年にアメリカ合衆国ランド研究所のメリル・フラッドとメルビン・トレジャーによって考案された「囚人のジレンマ」というモデルを用いて説明することができる。この古典的なゲーム理論でわが国の「クールビズ」を考える際、A社とB社それぞれの代表による商談があると設定し、夏のミーティン

    udy
    udy 2007/08/17
    これは面白い視点
  • 第5回 ライアーゲームっていうのは、要するに協力ゲームなのだ | WIRED VISION

    第5回 ライアーゲームっていうのは、要するに協力ゲームなのだ 2007年6月19日 経済・ビジネスカルチャー コメント: トラックバック (0) この連載では、ここ2回、ケインズ理論について思いっきり書いた。いわば、ストライクゾーンめがけて全力で直球を投げたようなもの。ぼく自身はとても気持ち良いのだが、読者の皆さんはそろそろ読み疲れしてるんじゃないか、という危惧がある。だから、ここらで1〜2球、緩いボール球を投げておいたほうが無難じゃないかなと考えた。(もっとケインズ読みたいぜ、っていう酔狂な人もいるだろうけど、そういう人は近いうちまたケインズの話で三振を取りに行くので待ってて欲しい)。 そんなわけで、今回はうってかわって、テレビドラマの話。 今期のドラマの中で出色だったのは、「ライアーゲーム」である。土曜の深夜枠でありながら、高視聴率を取り、最終回は3時間スペシャルが組まれているそうだ。

  • 局所効率化と全体最適化 - 池田信夫 blog

    4日の「効率の高すぎる政府」という記事には、当ブログで最大のリンクが集まった。これはわかる人にわかるようにしか書かなかったので、当ブログの読者のレベルが高いことには驚いた。友人の話によると、霞ヶ関にも読者が多いようだ。ただ、ゲーム理論などの説明が省略されてわかりにくいというコメントもあったので、ちょっと長文になるが、付録として問題を簡単に整理して参考文献やリンクをあげておく。 日の官民のガバナンスが長期的関係に依存したものだという指摘は、そう新しいものではない。よく日の銀行は効率が悪いといわれるが、銀行員の数は、邦銀(4大グループ)が2〜3万人なのに比べて、欧米の商業銀行は10万人を超え、邦銀の行員1人あたり資産は外銀の数倍である。それが可能なのは、邦銀が個別プロジェクトのリスクを管理しないで、メインバンクと融資先との長期的関係によってモラル・ハザードを防いできたからだ。「卸し売りの

  • 靖国神社と囚人のジレンマ、主人と奴隷の戦略、自分の為に生きること - 吹風日記

    「囚人のジレンマ」というゲームでは、「しっぺ返し戦略」や「パブロフ戦略」など「協調的」な戦略が有利であることはよく知られています。ところが、2004年に行われた大会で優勝したのは、まったく異なる戦略でした。今日は、世界をもうちょいマシにする方法を考えます。 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵万智『サラダ記念日』より 理屈ぬきで共感できる歌ですね。個人的に、俵万智の歌の中でも最も好きな歌の一つです。 さて、今日は、まず次のような主張から始めたいと思います。すなわち、この歌で行われているような、相手のアクションをただ「オウム返し」するだけのコミュニケーションは、対人関係において非常に有効である。いや、そればかりか、「最強」の戦略である、と。 何を言ってるんだお前は、「最強」とかいう問題なのか? という感じですけど、まずは、この主張を「囚人のジレンマ」というモデルを

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