東急東横線の地下駅へと通じる入り口。下りのエスカレーターがなく、佐藤修さん(左)は利用しなくなった=渋谷区新しい渋谷駅で行われた発車式=3月16日午前5時2分、東京都渋谷区、長島一浩撮影 【中田絢子】東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まり、1カ月ほどが過ぎた。訪れる人が増え、沿線の観光地や百貨店では大型連休への期待が膨らむ一方、新しくなった東横線渋谷駅では「不便になった」との声も上がる。 ■売り上げ2割増 副都心線新宿三丁目駅と直結する新宿伊勢丹は、リニューアルオープンした3月6日から31日までの売り上げと来客数がともに前年比2割増。三越伊勢丹ホールディングスによると、東横線沿線からの買い物客が増えているという。大型連休を控え、「地方や郊外からの客がさらに増える」と見込み、今月24日から食品や雑貨売り場で手土産フェアを始めた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには