2日午前5時45分頃、広島県呉市の海上自衛隊呉基地に停泊中の潜水艦「そうりゅう」で、乗組員の男性2等海尉(39)が首から血を流して寝室のベッドに倒れているのを別の乗組員が見つけた。 2等海尉は重傷だが、命に別条はないという。近くに拳銃があり、警務隊などは拳銃で自殺を図ったとみている。 海自によると、当時、2等海尉は当直勤務中で、発砲音に気づいた別の乗組員が艦内を確認していた。 拳銃は通常、艦内の格納庫に施錠して保管されているが、2等海尉は当直責任者だったため、自由に持ち出せたという。 呉地方総監部によると、2等海尉は5月下旬から同艦に乗務し、勤務態度はまじめで特に変わった様子はなかったという。同総監部は「装備品が不適切に使用されたことを重く受け止める」とし、海自として事故調査委員会を設けたことを明らかにした。 「そうりゅう」では、昨年10月にも、乗組員の男性3曹(当時20歳)が艦橋付近で水