仏パリのリュクサンブール宮殿(Luxembourg Palace)の庭園に立つ彫刻と仏国旗(2012年9月6日撮影)。(c)AFP/JACQUES DEMARTHON 【12月6日 AFP】フランス人男性の精子の数が1989年から2005年の間に3分の1減ったとする研究結果が5日、欧州の学会誌「ヒューマン・リプロダクション(Human Reproduction)」に発表された。環境汚染物質や生活様式の変化によって生殖能力が阻害されているのではないかとの懸念をかき立てている。 研究チームは、精子の質を全国規模で長期にわたって調査した初の研究だとして「公衆衛生における深刻な警告だ。とりわけ環境との関連が究明される必要がある」と述べている。 この研究では17年間にわたり、フランス国内126か所の体外受精センターで男性2万6609人が提供した精子のデータを調べた。この男性たちは卵管が閉塞しているか