沖縄県・尖閣諸島をめぐって中国各地で過激な反日デモ活動が続く中、横浜中華街(横浜市中区)は十五~十七日の三連休中も、県内外から多くの観光客でにぎわった。十八日には「慶祝中日国交正常化四十周年」などと書かれた横断幕が掲げられ、日中国交正常化から四十年を祝うムードが漂っている。 (志村彰太) 「中国の政治と、ここは関係ない。自分たちは横浜市民だという意識が強い」と話すのは、店主らでつくる横浜中華街発展会協同組合の中国人担当者。中華街は幕末の開港以来の歴史を持ち、今の店主たちは横浜で教育を受けた在日二、三世の人たちが多いためだ。