モロッコ・ラバト(Rabat)で、児童性的虐待で有罪判決を受けて服役していたスペイン人の恩赦に抗議するデモの参加者ら(2013年8月2日撮影)。(c)AFP/FADEL SENNA 【8月5日 AFP】モロッコ国王モハメド6世(Mohamed VI)は4日、連続児童性的虐待で有罪になり服役していた受刑者に恩赦を与えたことへの批判が国内で高まっていることを受け、恩赦を取り消した。王室が発表した。 マグレブ・アラブ通信(MAP)が報じた声明によると、国王は「犯罪の重大性と被害者への配慮」のために「例外的」にダニエル・ガルバン・ビーニャ(Daniel Galvan Vina)元受刑者に与えた恩赦を撤回することを決定したという。 いくつかの報道では、ガルバン元受刑者は既に出国したとされているが、マグレブ・アラブ通信はモロッコ法相がスペイン政府と「恩赦撤回後の次の段階」について話し合うとしている。