横浜市教育委員会が市立小学校の学校給食で5~7月に予定されていた神奈川県産冷凍ミカンの提供を、放射性セシウムの影響を心配する保護者の声などを受け中止した問題で、市教委は13日、当初支払う予定だった代金約3380万円のうち実費に当たる約2710万円を8月末、業者に支払ったと市議会に報告した。 業者側の販売利益はなく、市教委は冷凍ミカンの廃棄処分を要請。給食の材料費高騰などに対応するための調整基金を取り崩して支払代金とする。 市が検査した冷凍ミカンの放射性セシウムの値は1キロ当たり3・2ベクレル~同8・8ベクレルと国の基準値同100ベクレルを大きく下回っていた。