関連トピックス原子力発電所東京電力 常に持ち歩いて日々の外部被曝(ひばく)線量を測ることができる「個人線量計」について、国民生活センターが商品テストを実施した。調べた6機種のうち3機種で、日本工業規格(JIS)基準を上回る誤差が明らかになった。同センターは「欠陥商品とまでは言えないが、消費者にとっては好ましくない」として、メーカーや販売業者に改善を求めている。 携帯式の個人線量計は元々、放射性物質などを扱う施設で働く人のために開発された製品だ。東京電力福島第一原発事故の後は、被災地で子どもに持たせるなど、一般の利用が広がる。 同センターは、インターネットのショッピングサイトで買える製品から6機種を抽出(価格は約2万5千〜10万5千円)。1時間あたり1マイクロシーベルトの放射線を24時間照射し、24マイクロシーベルトとの誤差を調べた。その結果、3機種はJIS規格が許容誤差としている15