イタリア南部レッジョディカラブリアの市職員らが、タイムカードを他人に記録してもらって常習的に仕事をサボっていたとして、地元の財務警察当局は9日、詐欺容疑で17人を摘発した。他の78人についても捜査を始めたという。 ANSA通信によると、当局は隠しカメラで市職員らの行動を1カ月以上にわたり監視。その結果、何人もの同僚のタイムカードを一度に記録する職員の映像を撮影することに成功した。 職員らはこの手法で、買い物や長時間のコーヒー休憩、子どもの学校の送り迎えなどのために日常的に職場を離れていたという。丸1日欠勤したにもかかわらず給料を受け取ったケースもあった。 捜査の作戦名は「すぐに戻ります」という意味の「トルノ・スビト」だった。(共同)