【ソウル=仲川高志】21日の韓国紙「朝鮮日報」は、韓国政府関係者の話として、北朝鮮が2006年10月と09年5月に核実験を行った北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)豊渓里(プンゲリ)で車両や人の活発な動きが米国の偵察衛星により把握され、新たな核実験が行われる可能性があると報じた。 この関係者は、核実験があるとしてもすぐにではなく、実施までには3か月ほどかかりそうだとの見方を示している。 一方、聯合ニュースは21日、豊渓里一帯では09年5月の核実験以降も車両や人の動きが継続的に確認されており、この動きだけを理由に新たな核実験の兆候と見るのは難しい、との韓国政府関係者の見方を伝えた。