東日本大震災から4年が経ちました。これまでの記事でもお伝えしましたが、震災はヤフーにも多くの教訓を残し、中には東北に拠点を移した社員もいました。今回は、震災直後にYahoo! JAPANのトップページなどで提供を始めた「電力使用状況メーター」と、独自のアルゴリズムを組んで作成した「電気予報」について、当時の担当者が振り返ります。 見えないものを予測し、可視化する――。今ではある程度認知されるようになったデータジャーナリズムやインフォグラフィックという言葉がまだ知られていなかった4年前、エンジニアとデザイナーが手探りで取り組んだ情報発信の裏側はどのようなものだったのでしょうか。 Photoshopを定規代わりに、東電の画像を手動で電力換算 ヤフーでは震災の翌日からタスクフォース(以下震災TF)が役員室の近くに設置された。各サービスから有志で集まった社員が24時間で泊り込みで対応にあたり、この