Pixelの大躍進、折りたたみスマホの民主化、安ハイエンドの台頭――2023年のスマホ動向を振り返る:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) 2023年も残すところあとわずか。前回の連載で取り上げたように、今年は新料金プランが“豊作”な1年だった。一方で、スマートフォンに関しては出荷台数が大きく低下。調査にもよるが、上期は過去最低水準を記録している。グローバルでの落ち込みも大きいが、日本も例外ではない。円安や物価高が重なり、端末そのものが値上がりしていることに加え、スマホの普及率が頭打ちになりつつあるのもその原因といえる。 その反面、フォルダブルスマホのラインアップが広がったことに加え、より手に取りやすい価格帯のハイエンドモデルのラインアップが徐々に増えた1年でもあった。Xiaomiの「Xiaomi 13T Pro」のように、アップグレードプログラムとの組み合わせで発売直後から“