フランスの新聞Le Mondeは現地時間7月4日、フランス国防省の指揮下で諜報と治安を担当する対外治安総局(DGSE)が、米国家安全保障局(NSA)の「PRISM」プログラムと同様に、フランス国内および他国との間でやりとりされた電子メールやSMS、電話、ウェブ活動を違法に傍受してきたと報じた。 Le Mondeによれば、収集されているのは実際の通話内容ではなく、誰と誰とが通信していたかに関する情報のみだという。また、保存されたデータには、フランス国内を担当する秘密情報機関をはじめとする7つの諜報機関がアクセスでき、不審なやりとりにはさらに立ち入った監視方法が適用されることがあるとも報じられている。Le Mondeの報道については、すでにReutersが要約して伝えており、DGSEにコメントを求めたが回答はないと述べている。また、Le Mondeによると、フランスの国家安全保障委員会が、同紙