毎日・朝日「文芸時評対決」前編 毎日新聞の文芸時評を担当する批評家の大澤聡さんと、朝日新聞の文芸時評を担当する作家の古川日出男さんが、2024年の文芸の成果について語り合った。両紙に同じ対談の模様が紹介されるコラボレーション企画。昨年12月から今年11月までに刊行された小説、文芸誌の掲載作、海外文学を対象に、2人がそれぞれ5作をリストアップし、対談にのぞんだ。文学の可能性を探る刺激的な対話を3回に分けて掲載する。【構成・棚部秀行、写真・前田梨里子】 中編は19日正午、後編は20日正午に掲載します 大澤聡さん5選 ・豊永浩平「月ぬ走いや、馬ぬ走い」(講談社) ・山下紘加「可及的に、すみやかに」(中央公論新社) ・野﨑まど「小説」(講談社) ・坂上秋成「泥の香り」(「文学界」11月号) ・木村紅美「熊はどこにいるの」(「文芸」秋号) 古川日出男さん5選 ・ハン・ガン「別れを告げない」(斎藤真理